凛屋「花嫁のれんの現在」展が始まりました
本日より本館2階ガーデンルームにて
「花嫁のれんの現在」展が始まりました〜
「花嫁のれん」といえば、昨年より人気を博し、第二弾も放送されました羽田美智子さん、野際陽子主演のホームドラマですが・・・今回の展示はそのドラマの衣装提供もされている七尾市のきもの処凛屋(りんや)さんによるもので最新の花嫁のれん7点とパネル5点の展示となります
とても素敵な若林ご夫妻
展示されているのれんのうち3点は第二弾のドラマ制作発表にも使われています
「花嫁のれん」とは加賀藩の時代より能登・加賀・越中の庶民の風習より生まれた伝統的な風習の中で、嫁入りする際の花嫁の道具の一つです
花婿の家の仏間の入口に掛けられたのれんは、花嫁がお玄関で合わせ水を終え、両家に挨拶を交わした後に花嫁がくぐるのですがその動作には2つの意味があると言われています。一つは「花嫁は出た家(実家)にはもう戻りません。」という決意。もう一つは「子宝に恵まれますように。」という願いが込められているそうです・・・
凛屋を営む若林さんによると花嫁のれんの制作には約3か月〜、お値段は約40万円〜かかるそうですデザインを決めるのに一番時間を費やすそうですが様々な思い入れを1枚ののれんにまるで物語のようにして美しく仕上げられます
時間もお金もそれなりにかかりますが、一生に一度の親から子への想いをを一枚の「花嫁のれん」という形に込めて、その想いを生涯大切にして生きるのはとても素敵な事だと思います。
ちなみに、若林さんの手がけた作品は実は館内のレストラン「ジャルダン・ポールボキューズ」の中にもありますシガーバーの窓際の柱とソファーの上のクッションです
・・・“実は、加賀友禅”の洗練されたデザインはフランス料理のレストランに実に自然に溶け込んでいて知った人のみ“はっ!!”とすることでしょう・・・
開催中「花嫁のれんの現在」展
*入場無料*
開催期間:1月27日(金)〜29日(日)
11時〜17時(最終日は16時まで)
場所:しいのき迎賓館2階ガーデンルーム
花嫁のれんについて詳しくは:きもの処凛屋公式サイト
若林さんのお店のある七尾市一本杉通りでは
2012年4月29日(日)〜5月13日(日)の期間中、通りの商屋や民家で自由に百数十枚もの花嫁のれんをご覧頂ける「第9回花嫁のれん展」もございます
こちらも要チェックです
お問い合わせ:七尾市観光協会 TEL:0767−53−8424
能登・七尾一本杉通り公式サイト
投稿者:コンシェルジュat 17:28| お知らせ