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2013年01月30日

「ブルーリボン賞」 決定!

 第55回(2012年度)「ブルーリボン賞」の発表がありました。
 
 ノミネートが発表になった際、1月6日付のこのブログでもご紹介したようにこの「ブルーリボン賞」は、報知新聞(スポーツ報知)、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、東京スポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツの在京スポーツ新聞7社の現場の第一線で取材に当たっている映画担当記者たちが選考する賞ということで、他の映画賞とは違った意味で毎年、注目している映画賞です。

 まずは「作品賞」。大ベテラン吉永小百合が主演した「北のカナリアたち」や、若手実力派の神木隆之介、橋本愛が出演した「桐島、部活やめるってよ」を破り、ヤン・ヨンヒ監督の「かぞくのくに」が選ばれました。
 在日ロリアン2世のヤン監督の実体験が基になっている北朝鮮絡みの作品ですが、金沢では「シティモンド」、富山では「フォルツァ総曲輪」で昨年夏に公開されただけなので、自分もまだ観ていません。観た方は少ないかと思われますが、全国各地での再上映が決まっているようです。ただ、金沢や富山での再上映はまだ決まっていないようです。残念。
 
 主演男優賞は「テルマエ・ロマエ」をはじめ「麒麟の翼〜劇場版・新参者」や「カラスの親指」に主演した「阿部寛」が圧勝しました。「テルマエ・ロマエ」は来年続編が公開されます。

 主演女優賞は作品賞「かぞくのくに」で主演した「安藤サクラ」。役者で監督の父「奥田瑛二」との親子受賞は、「三國連太郎」、「佐藤浩市」親子に次いで史上2組目とのことです。「ヘルタースケルター」の「沢尻エリカ」の追撃を抑えました。
 
 助演男優賞は同じく作品賞「かぞくのくに」の「井浦新」。主演男優賞で次点。過半数を獲得。
 
 助演女優賞は「わが母の記」の「樹木希林」との決選投票をコメディ作品「鍵泥棒のメゾッド」で笑わない女を演じ、新たな一面を見せた「広末涼子」が制しました。
 
 監督賞はその「鍵泥棒のメゾッド」の「内田けんじ」監督。「桐島、部活やめるってよ」の「吉田大八」監督との一騎打ちを制しました。
 
 外国作品賞は「レ・ミゼラブル」が「スカイフォール」や「アルゴ」との混戦から抜け出しました。
 
 最後に、新人賞。森本未来が主演した「苦役列車」の「マキタスポーツ」。最近、テレビのバラエティ番組に良く見かけるオフィス北野の最終兵器とも言われている芸人兼ミュージシャンの「マキタスポーツ」43歳。あの「壇蜜」を逆転しての初受賞です。
 
 ちなみに、授賞式は2月14日(木)、東京・内幸町のイイノホールで18時から竹野内豊と永作博美の司会で行われ、最後に「作品賞」を獲得した映画として、「かぞくのくに」が上映される予定となっています。
 
 そんな授賞式には毎年、読者の映画ファンが招待されていますが、報知新聞への申込み方法は、住所、氏名、年齢を明記の上、昨年公開された中でのベスト作品とその理由、記事の感想を添えて、〒108-8485 報知新聞社文化社会部芸能「ブルーリボン」係まで。2月6日必着です。50組100名が招待されます。それでは。

投稿者:森ちゃまat 23:58| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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