「マンU」 ファーガソン監督勇退!
クラブの公式サイトで発表されました。
1986年の監督就任以来、26年間で今年を含め13度のリーグ優勝、2度のチャンピオンズリーグ制覇。FAカップは5度、リーグカップは4度優勝を数えるイングランドフットボール史上最高の監督の勇退です。
公式サイトによると、5月19日(日)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦を最後に現場を離れ、クラブのフロントに就任します。
公式サイトには、ファーガソン監督の下記の3つのコメントが発表されていました。
1. 監督勇退は長年熟考してのことで、簡単に決断したことではない。今が最適な時期だと思っている。
2. チームが最も強い時期にチームを離れることこそ重要だと思っていた。そして私自身、それを達成出来たと思っている。リーグ優勝を果たしたチームは選手年齢のバランスも取れ、今後もハイレベルなプレーを披露し、多くの成功をチームにもたらしてくれる。その一方で若手選手の育成がクラブの将来に明るい未来を与えてくれるだろう。
3. われわれのトレーニング施設は世界的に見ても最高レベル。そしてわれわれのホームスタジアムであるオールド・トラッフォードは間違いなく世界有数の会場だ。
ちなみに、ファーガソン監督の「マンチェスター・ユナイテッド」の中で特に凄かったのは1998-99シーズンだったと思います。
ファーガソン監督の下、ユース時代から育て上げられたデビッド・ベッカム、ガリー・ネヴィル、ポール・スコールズ、ライアン・ギグスら、いわゆる「ファーギーズ・フレッジリングス(アレックス・ファーガソンの雛鳥)」と呼ばれた選手達を中心に、UEFAチャンピオンズリーグ決勝で、あの「バイエルン・ミュンヘン」を劇的な逆転で下したあのシーズンです。
リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」で行われたあの試合は、自分もテレビ観戦していましたが、0対1で負けていて後半もロスタイムに突入。もはやこれまでと思っていたロスタイム1分。ベッカムのコーナーから一度はクリアされたボールをギグスがシュート、それをシェリンガムが押し込み、なんと土壇場で同点。さらにロスタイム3分。またもやベッカムのコーナーからシェリンガムがヘディングで叩き、それをスールシャールが右足で合わせゴール。まさかまさかのロスタイムでの大逆転劇でした。2対1。朝方にテレビの前で大声を上げたのを覚えています。
このシーズンはリーグ優勝をし、FAカップも優勝していたので、カンプ・ノウの奇跡でのUEFAチャンピオンズリーグ制覇を加え、トレブル(三冠)を達成。
ヨーロッパのサッカーシーンに「赤い悪魔」の名を轟かせていたこのシーズンが、クラブもファーガソン監督も全盛期だったのでないでしょうか。
カンプ・ノウの奇跡の試合と、FAカップでライアン・ギクスが見せたハーフライン付近からのドリブルしてのゴールは、今でもサポーターの中では語り継がれています。
巷では早くも後任監督を予想し始めていて、「デイヴィット・モイーズ」や「ユルゲン・クロップ」や「オーレ・グンナー・スールシャール」や「ガリー・ネヴィル」のほか、「ジョゼ・モウリーニョ」の名前が挙がっているようです。「C・ロナウド」の移籍の噂もあるし、どうなることやら。
来季が楽しみになってきました。それでは。
<マンチェスター・ユナイテッド 公式サイト>
http://www.manutd.jp/ja-jp.aspx
投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)