番狂わせ! 「南米王者」 敗退
とても残念な結果となりました。
モロックで開催されている、クラブチームによるサッカーの世界選手権大会「FIFA クラブ・ワールドカップ」。
準決勝第2試合で、ナント、南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)が、地元開催国枠で参加した開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)に、1対3で敗れてしまいました。
"大波乱"です。
南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)が手を抜いていた訳でもなく、逆に、試合開始直後から全開モードで、ボール支配率も70%を超えていた試合。
「ロナウジーニョ」の同点に追いつくフリーキックも、"さすが"の技ありのフリーキックでしたし、勝ってもおかしくない試合だったと思います。
結果的には、1対1の同点に追いついたあとで与えた「PK」による1点がやはり、敗因でしょうか・・・?
それでも、これが"サッカー"なのでしょう。とても残念です。
地元は大盛り上がりでしょうが、やはり、南米王者と欧州王者の戦いが観たかったですね。
「ロナウジーニョ」を決勝の舞台で観たいと思っていたのは、自分だけではないはずてす。
これで、12月21日(日本時間12月22日)の決勝は、欧州王者「バイエルン・ミュンヘン」(ドイツ)と、開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)との戦いとなりました。
ここで、準決勝の2試合を振り返りましょう。
第1試合は、ヨーロッパ王者の「バイエルン」(ドイツ)とアジア王者の「広州恒大」(中国)の戦いで、モロッコの「アガディールスタジアム」で行われました。
結果は3対0で、ヨーロッパ王者「バイエルン」(ドイツ)の圧勝でした。
1点目の「ビエリ」の得点シーン、ボレーシュートは圧巻です。ポジショリングも完璧。
2点目は相手のミスというより、ひとりのディフェンダーを3人で囲み、ボールを奪う。そして確実に決める決定力。
3点目は、個人技。あの位置からあのシュート。
チーム全体の調子も悪くないようで、地元ドイツのブンデス・リーグや欧州チャンピオンズリーグでの好調をそのまま維持しての参戦にこのあとの決勝が楽しみです。
第2試合は、南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)と開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)の戦いで、モロッコの「マラケシュスタジアム」で行われました。
結果は3対1で、開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)が開催国枠としては初の、欧州・南米以外の王者では2010年のアフリカ王者「TPマゼンベ」(コンゴ)以来2度目の決勝進出となりました。
試合は70%を超えるボール支配率の南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)が、始終押し気味も、カウンターから開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)が先制点を挙げる意外な展開から動きます。
「ロナウジーニョ」が絶妙なフリーキックで同点に追いつき、さあこれからという時に、PKを与えてしまいます。
その後、南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)は猛攻を仕掛けますが決めきれず、逆に開催国王者「ラジャ・カサブランカ」(モロッコ)に、またもカウンターから駄目押しの3点目を入れられ、万事休す。大波乱となりました。
第1試合で敗れたアジア王者「広州恒大」(中国)ですが、「AFCチャンピオンズリーグ」のグループステージでは、「浦和レッズ」と戦い、中国で3対0、日本で2対3の1勝1敗もトータル5対3で勝利し、決勝トーナメントでは「柏レイソル」と準決勝を戦い、日本で4対0、中国で4対1と圧勝しています。
さらに、「FCソウル」(韓国)との決勝では、韓国で2対2、中国で1対1と互角だったものの、アウェイゴールの差でアジア王者となり、この大会に参戦、準々決勝ではアフリカ王者「アルアハリ」(エジプト)を2対0で破っての準決勝だったのですが、ヨーロッパ王者「バイエルン」(ドイツ)には完敗となりました。
「柏レイソル」も「浦和レッズ」も勝てなかった相手が、ヨーロッパ王者に完敗です。まだまだ、壁は厚いようです。
ちなみに、アジア王者「広州恒大」(中国)は準決勝で敗れたため、3位決定戦で南米王者「アトレチコ・ミネイロ」(ブラジル)と戦うことになりましたので、「欧州」と「南米」の両チャンピオンズリーグ覇者と戦うという貴重な経験を得たことになり、羨ましい限りです。
日本のクラブには、是非、来年のアジア・チャンピオンズリーグは頑張ってもらい、アジア王者としてこの大会に出てほしいものです。それでは。
<FIFA クラブ・ワールドカップ>
http://www.fifa.com/clubworldcup/index.html
<トヨタ クラブ・ワールドカップ>
http://www.toyota.co.jp/jpn/events/sponsorship/soccer/fifa/
投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)