当たり前ですか？
皆さんは“当たり前”的な事を噛み砕いてひっくり返したことありますか？
たとえば、昼休みの後のお昼寝を止めてみるとか。
身の回りの大多数が行っている行動を、ずーっと見ていると
誰でもそれが当たり前の出来事になってしまって
傍から見ると異常であっても、常識的な習慣になってしまいます。
人間は雨が降れば濡れたくないですから傘をさします、当然。
でも、動物なんかは雨が降るのはいつものことで、
降れば濡れるのも当然、当たり前のことなのでそのままです。
もちろん、私も人間ですから傘をさしますよ。
実はこの記事書いておくだけ書いて、2ヶ月後になってしまいました。
その下書き保存の期間中に東北関東大震災がありました。
冬になると、ホボ間違いなく北陸地方には雪が降ります。
降れば積もります。もちろん溶けもしますが。
雪国では当たり前のことなので、雪で学校を遅刻しても
ホボ問答無用「もっと早く出て来い！」です。
お勤めの方々もそれを見越して早めに対策をとったり
よほどの状況であれば予定を変えたり中止にしたりしてます。
では、ちょっと最近の出来事を拝借して書きます。
「ドカ雪で特急が立ち往生、車中2泊・・」という
事故（？）がありましたね。
JR西日本さんは大きな損害を受けたハズなのですが
人命・人身にダメージがなくて不幸中の幸いでした。
しかし、もともと予想ができていたのではないですか？
雪がドッサリと降ることくらいは。
それが証拠に飛行機だとか長距離便（夜行列車）だとかは
事前に欠航・運休してたんですよね。
もちろん苦渋の決断があっての結論であるので
そう言うところを突っついて批判するつもりはありませんが
ちょっと結果が残念かなぁ〜と、思ってしまいます。
4本の特急が立ち往生しちゃって、挙句の果てに除雪車が故障・・
丸々一日、北陸本線は運転中止だったんですよ。
あ〜ぁ。
鉄道が好きなのであえて言うんですが・・
前日くらいから「危ないなぁ」と感じていた運行責任者さん、
早めにボチボチと運休にしておけば良かったんですよね。
立ち往生させてしまってから車内にお客さん監禁させるくらいなら
払い戻して、別ホテル準備してあげたほうが“株あがった”だろうに。
とまぁ、そんな余裕もないのが雪の日の当たり前なのかもしれませんが。
私の現場は携帯が通じるような通じないような雰囲気の“山”が多いです。
「雪が降りそうだから」早く測量を完了させて！と
なかば強引に発注されることが毎シーズンあります。
雪の中で危険度を上げて、効率の悪い作業をムリヤリすることは
誰も望んでいないハズです。私もそのうちの一人です。
なので超特急で仕上げてしまいますが、どうしても危ない雰囲気の時は
事故を起こす前にお断りしてます。
そもそも、「雪の時期知ってますよね？」と発注者に訊きたいですが。
そう言えば、危ない雰囲気ってどうやって判断しますか？
例えば、車に乗っていて「これ以上雪積もったら引き返そう」とかのケース。
まさか「雪で止まる（通行止め）まで走ろう」なんて考えていますか？
誰もそんなこと考えて走ってはいませんよね。
少なくとも私はそんな判断はしていません。
そのかわり「もし止まったらどうなるか」くらいは想像してみて、
鳥肌が立ってゾ〜ッとするような想像が出来たらすぐ引き返します。
実際に止まってしまったら引き返せませんからねぇ。
これ、当たり前です。
投稿者：事務所の主at 18:35| 雑感