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2011年11月14日

室内トレーニング

ヘリコプターの操作は実物も難しいでしょうが
ラジコンも難しいので有名です。
ある程度の基礎知識があれば簡単に想像つくでしょうが
そよ風程度の空気の流れだけでも相当スリリングな操作となります。

そもそも半年くらい前に空撮に意識を置いた時点で
そのトレーニング方法をイロイロ考えていたのですが
結局室内でトイヘリ・・・いわゆるオモチャが一番です。

軽くてあまり危険じゃない、何よりも安くて壊れない♪

お友達から半ば冗談まじりに「これでトレーニングしたら?」と
もらったのがこの1500円ヘリ。






操作方法は私の空撮用MikroKopterとホボ同じ・・
実は、ラジコン業界のコントロールプロポは世界共通とはいかず
左右のレバーで入れ替わっていることが多いです。
大まかには日本仕様のモード1と海外仕様のモード2の二つらしいですが
海外仕様のものは左レバーで上昇下降をコントロールして
右レバーで平面移動をコントロールするようになっています。

しかし厳密な話をすると、空モノのラジコン業界では
平面移動の左右は事情がちょっと違ってややこしいです。

左右旋回と前後移動がセットになって同一のレバー操作になっている方が
進行方向に対してハンドル操作をする自動車的な操作で分かりやすいです。
常に移動する飛行機やグライダーも恐らくこの操作系でしょう。
それが証拠に(間違っているかもしれませんが)前後移動を「エレベーター」
左右旋回(回転)を「ラダー」と呼称しているので、構造までなんとなく
理解できそうです。

対するマルチローターのコプター系(MikroKopterも然り)は海外仕様が多く
右レバーで前後左右を平面的に操作することが多いようですが、
左右は旋回ではなくて平行移動・・・なんです。(ややこしいですか?)
コプター系は構造的に静止安定性が比較的に高いので
「常に進行移動するイメージ」よりは「図上で位置を指示する平面的な発想」が
操作系の概念としては良いのではないか・・と想像できます。

ちなみに機体の上下は「フラップ」、左右の平行移動は「エルロン」と
呼称するらしいですが、MikroKopterでは上下を「ガス」
左右移動は「ロール」、前後は「ニック」、左右旋回は「ヨー」・・
船の動揺軸にも通じる呼称でなんだかややこしいですね。

えーっと、脱線しましたが、このトイヘリのおかげで、どれだけ助かったことか。
いわゆる空間移動のイメージだとか、上昇下降の操作と加速度イメージが
よく分かるのです。
で、毎日3〜4回ほど飛ばしていたら先日ついにぶっ壊れました(^^;
ココまで遊ばれたトイヘリも無いんじゃないでしょうか。
前後左右、上下の旋回・・と4チャンネルでしたから楽しかったです。

ということで、2号機はドンキホーテで買った2000円機。






これは残念なことにこいつは前後に移動できない安物・・・。
とにかく浮かせて、左右に回転するのをレバー操作で抑えると
重心の関係で勝手に前進するしくみ。
操作してみるとメチャクチャ難しい。
浮いたらグルグル回るし、回転を抑えるトリミング(キャリブレーション)を
操作しても結局上昇の時と下降の時でグルグル・・・。(爆笑)
それをレバー操作で止めると、とたんに前進して激突するしまつ。
これはこれで相当トレーニングになります。
雰囲気としては、両足を縛って歩くようなイメージです。

実は、前進するスピードがあまりにも速いので、お尻に重心をずらして
ゆっくり進むように調整しました。





クリップが挟まってますよね。これで前進がソーっとなりました。

でも、やっぱり前後にも動かしたい・・・
ので4500円の3号機をヤマダ電機で購入。






これは左右の移動(エルロン?ロール?)が出来ません。
なので面白くないかな・・と思っていたんですが、1号機から比べると
価格は3倍!なのでローターの動きだとかがスムーズで
安定感もそれなりにあって2号機から比べると操作している感十分です。
左右移動するトレーニングも必要なんですが、
今のところコイツらで十分です。






そうだった、一号機は壊れちゃったんだった・・・なんかさびしい。(^^;

投稿者:事務所の主at 18:02| 空撮あれこれ