<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2012年10月27日

7年ぶりの天覧競馬です。秋の天皇賞!

 10月21日の「競馬の話」では、3歳馬のGI競走であるクラッシック競走についてご紹介しましたが、今回は3歳馬以上のGI競走、天皇賞の話題です。

 天皇賞は春と秋の年2回開催されるGIレースで、春は京都の淀競馬場で芝3,200メートルを右回りで戦い、秋は東京の府中競馬場で芝2,000メートルを左回りで戦います。3歳以上という条件となっているため、古馬と呼ばれる4歳以上の牡馬(オス)だけでなく、3歳馬や牝馬(メス)も出走可能で、春は長距離、秋は中距離の最強馬を決めるレースとして注目されています。10/28(日)に行われる秋の天皇賞は、春秋合わせて146回のたいへん歴史があるレースで、今年は近代競馬150周年記念として開催される予定となっています。

 そんな今年の天皇賞ですが、先日、天皇、皇后両陛下が観戦のため、東京競馬場に来場されると日本中央競馬会(JRA)から発表があり、天覧競馬となる予定です。
 天皇賞が天覧競馬として行われるのは2度目で、2005年秋以来になります。天皇陛下ご自身としては、皇太子時代の1987年にも観戦されているので、天皇賞を観戦されるのは3度目となります。

 7年前の初めての天覧競馬の時は、牝馬のヘヴンリーロマンスが優勝し、騎乗した松永幹夫騎手(現調教師)が、レース後、メインスタンド前の馬場をウイニングランをして観客を盛り上げた後、貴賓室の正面で馬を止め、ヘルメットを取り、両陛下に向かって深々と頭を下げ、お辞儀した場面がありました。(写真)

天覧競馬天皇賞
 
 
 このシーンはとても感動的で、記憶に残る名シーンとして競馬ファンの間で今も語り継がれています。




 今年の天皇賞は凱旋門賞2着のあのオルフェーブルが出走しないので、人気は集中していません。4月に香港のGI競走を勝ち、宝塚記念でオルフェーブルの2着だったルーラーシップ、秋の天皇賞連覇を目指すトーセンジョーダン、昨年は2着だったダークシャドウ、2010年のダービー馬エイシンフラッシュなどの古馬に加え、果敢に古馬に挑戦する3歳馬では、今年のダービー2着馬フェノーメノ、そして三冠レースには出ていないものの3歳馬のGI競走、NHKマイルカップを含め、デビュー以来5戦全勝、無敗のカレンブラックヒルなどが人気になっているようです。

 ちなみにルーラーシップの調教師の角居勝彦氏は、牝馬なのにダービーを勝ち、秋の天皇賞も勝った名牝ウォッカの調教師として有名ですが、わが母校、金沢桜丘高校の後輩で、石川県出身です。

 今年は牝馬の出走はありませんが、どんなドラマが展開されるのか、外国人騎手が騎乗する出走馬も3頭あり、7年ぶりの天覧競馬となる秋の天皇賞、とても楽しみです。楽しみましょう。それでは。


 競馬に興味を持たれている初心者の方には、下記のホームページを紹介します。
 
   JRAビギナーズクラブ   http://www.jra.go.jp/beginner
   日本中央競馬会(JRA)  http://www.jra.go.jp/

投稿者:森ちゃまat 11:23| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=4340&bl_id=4332&et_id=201185

◆この記事へのコメント:

※必須