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2013年01月07日

七草粥 食べましたか?

 今日、1月7日は人日の節句、七草粥(ななくさがゆ)を食べる日です。
七草粥








 七草とは、「セリ」・「ナズナ」・「ゴギョウ」・「ハコベラ」・「ホトケノザ」・「スズナ」・「スズシロ」で、春の七草のことです。
春の七草秋の七草








 日本のハーブとも言われるこの七草を、人日の節句の朝に食べるという日本の行事食(料理)である七草粥は、平安時代から行われていたようですが、室町時代の汁物が原型とされ、江戸時代に広まったと言われています。

 お正月の祝膳や祝酒で弱った胃腸を回復させるため、ハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べさせようという習慣、実に理に叶っています。
 緑が不足しがちなお正月、滋養豊かな七草。秋の七草は、どれも見て楽しむ植物。春の七草は、すべて食用というのも面白く、昔の人は良く考えたものですね。

  実際、春の七草には、下記の効用があるそうです。

□せり
  消化を助け、黄疸をなくす。鉄分が多く含まれ、増血作用がある。
□なずな
  視力、五臓に効果。熱を下げる。尿の出が良くなる。
□ごきょう
  吐き気、痰、解熱に効果。
□はこべら
  歯茎、排尿に良い。タンパク質やミネラルなど栄養補強に良い。
□ほとめのざ
  歯痛に効く
□すずな
  消化促進、しもやけ、そばかす。
□すずしろ
  胃健、咳き止め、神経痛。

 また、七草の日は初めて爪を切る日とも言われていて、セリなどを浸した水に指を入れてから爪を切れば、一年の間爪の病から逃れられるとのことです。

 ちなみに、七草粥とは、前日の1月6日の夜に、あらかじめ用意した「七草」をまな板の上に載せ、以下の歌を歌いながら、しゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくするそうで、その刻む回数も決められていたそうです。

  「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン」

 そして、明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草を入れて七草粥にし、朝食として、その一年の無病息災を願って食べるのが、七草粥だそうです。

 健康が一番。健康に気を付けましょう。昔の人はすごい! それでは。

投稿者:森ちゃまat 23:55| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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