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2013年01月06日

映画のブルーリボン賞 ノミネート

 1月3日に発表されました第55回(2012年度)「ブルーリボン賞」のノミネート作品をご紹介します。

 この「ブルーリボン賞」は、報知新聞(スポーツ報知)、サンケイスポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、東京スポーツ、東京中日スポーツ、日刊スポーツの在京スポーツ新聞7社の現場の第一線で取材に当たっている映画担当記者たちが選考する賞ということもあり、他の映画賞とは違った意味で毎年、注目している映画賞です。

 今年の各賞の発表は1月の下旬(まだ未定)の予定で、授賞式は2月14日に決まっています。
 授賞式の司会は、前年の主演男女優のコンビが務めるのが恒例になっていて、今年の授賞式の司会は昨年、『太平洋の奇跡』で主演男優賞を獲得した「竹野内豊」と 『八日目の蝉』で主演女優賞を獲得した「永作博美」の予定となっています。

 作品賞にノミネートされた作品は、下記のとおりです。

 「アウトレイジ ビヨンド」
 「あなたへ」
 「おおかみこどもと雨と雪」
 「鍵泥棒のメソッド」
 「かぞくのくに」
 「北のカナリアたち」
 「キツツキと雨」
 「希望の国」
 「桐島、部活やめるってよ」
 「苦役列車」
 「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
 「その夜の侍」
 「終の信託」
 「テルマエ・ロマエ」
 「天地明察」
 「ヒミズ」
 「ヘルタースケルター」
 「夢売るふたり」
 「るろうに剣心」
 「わが母の記」

 外国作品賞にノミネートされた作品は、下記のとおりです。

 「アーティスト」
 「アベンジャーズ」
 「アメイジング・スパイダーマン」
 「アルゴ」
 「裏切りのサーカス」
 「最強のふたり」
 「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」
 「007スカイフォール」
 「戦火の馬」
 「ダークナイト ライジング」
 「ドライヴ」
 「ドラゴン・タトゥーの女」
 「ヒューゴの不思議な発明」
 「ファミリー・ツリー」
 「ヘルプ〜心がつなぐストーりー〜」
 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
 「マリリン 7日間の恋」
 「ミッドナイト・イン・パリ」
 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
 「レ・ミゼラブル」

 ちなみに「ブルーリボン賞」の歴史は古く、創設されたのは戦後間もない1950年で、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞の映画記者が中心になり、「1年間の映画界を振り返り、その成果について議論し、それを楽しみ総括することで、記者同士が勉強しよう。そのおさらいの成果を賞として世に問うのもいいではないか」と呼びかけ、「東京映画記者会賞」としてスタートしたのですが、その後、記者が賞を贈るのは報道との両立上問題があるという考え方が新聞社内で持ち上がり、1961年に、大手新聞社6社(読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞・東京新聞・日本経済新聞)及び共同通信社が主催の連盟を脱退。現在の在京スポーツ新聞7社の主催となっています。

 第1回の授賞式は1951年3月22日、東京・中央区にあった東京劇場で行われたのですが、記者会といっても財政は乏しく、受賞者に贈られたのも手書きの賞状だけ。この時、賞状をありあわせの青いリボンで結わいたのが「ブルーリボン」の名前の由来となり、第2回からは「ブルーリボン賞」の通称で呼ばれるようになり、現在では正式名称となっています。

 また、在京スポーツ新聞主催ということで、あくまでも関東地区での公開日が2012年の映画を対象しているのも特徴です。

 この「ブルーリボン賞」の各賞の発表は、各スポーツ新聞紙上で行われます。
 自分が一番、注目する作品賞はもちろん、男女の各主演・助演賞、新人賞、監督賞も興味津々です。

 各賞発表の際、2月14日、東京・内幸町のイイノホールで行われる授賞式に読者の映画ファンを招待する応募要項についても同時に告知される予定です。楽しみです。それでは。

投稿者:森ちゃまat 23:55| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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