<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2013年01月09日

快挙! ジェンティルドンナ

 ついに、3歳牝馬の年度代表馬が誕生しました。

 昨年の秋のジャパンカップで、2011年の三冠馬であの凱旋門賞2着の「オルフェーヴル」に競り勝った2012年の牝馬三冠馬「ジェンティルドンナ」が、JRA[日本中央競馬会]が選出する2012年度JRA賞の年度代表馬に選出されました。

 1954年に表彰が始まって以来、3歳牝馬の受賞は初めて。まさに快挙です。
 2歳でデビュー、3歳で三冠レースに挑戦、4歳、5歳は古馬として充実期を過ごし、早ければ6歳を待たずに引退、種付、繁殖へという競走馬にとって、「ジェンティルドンナ」の3歳牝馬とは、女子高生みたいなものです。
 今回の快挙は、大学生を含む強靭な男たちの中で、やんちゃな女子高生が頂点に立ち、日本一を勝ち取ったのと同じです。競馬界的では今までは考えられなかったことです。本当にすごい快挙です。

 今回の受賞のポイントとなったのは、何と言っても昨年秋のジャパンカップです。

 圧倒的な強さで牝馬三冠馬となった「ジェンティルドンナ」は、果敢にもジャパンカップに挑戦します。
 3歳牝馬ということで負担重量は53キロ、「オルフェーヴル」や「ルーラシップ」は57キロ。確かに4キロのハンデはあるものの、57キロは牡馬には裸同然。前線は期待できるもが勝つまではということで、3番人気となったのは仕方がないところ。
 レースが始まり、そして、直線。1番人気の「オルフェーヴル」と馬体がぶつかり合う、激しいマッチレースとなり、史上まれにみるデットヒートを演じ、最後はハナ差競り勝つ、素晴らしい根性を見せつけた「ジェンティルドンナ」。
 このときの直線の衝撃シーンは、競馬ファンの目に焼き付けられました。

 ちなみに、年度代表馬以外のJRA賞は、下記のとおりです。おめでとうございます。

□ 最優秀2歳牡馬
     ロゴタイプ
□ 最優秀2歳牝馬
     ローブティサージュ
□ 最優秀3歳牡馬
     ゴールドシップ
□ 最優秀3歳牝馬
     ジェンティルドンナ
□ 最優秀4歳以上牡馬
     オルフェーヴル
□ 最優秀4歳以上牝馬
     カレンチャン
□ 最優秀短距離馬
     ロードカナロア
□ 最優秀ダートホース
     ニホンピロアワーズ
□ 最優秀障害馬
   マジェスティバイオ

■ 最多勝利調教師
     角居勝彦 栗東
■ 最高勝率調教師
    須貝尚介 栗東
■ 最多賞金獲得調教師
    池江泰寿 栗東
■ 優秀技術調教師
    須貝尚介 栗東 

○ 最多勝利騎手
    岩田康誠 栗東
○ 最高勝率騎手
    横山典弘 美浦
○ 最多賞金獲得騎手
    岩田康誠 栗東
○ 最多勝利障害騎手
    北沢伸也 栗東
○ 最多勝利新人騎手
    該当者なし

 「ジェンティルドンナ」の父は、あの「ディープインパクト」。
 今年4歳となり、改めて「オルフェーヴル」との再戦、昨年の皐月賞、菊花賞、有馬記念の勝ち馬で同じ4歳となる牡馬「ゴールドシップ」との初対決、そして、凱旋門賞への初挑戦と、競馬ファンの"夢"は広がるばかりです。それでは。

<日本中央競馬会>
http://www.jra.go.jp/

投稿者:森ちゃまat 23:49| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=4340&bl_id=4332&et_id=202840

◆この記事へのコメント:

※必須