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2013年01月10日

夏のオリンピック リオの次は?

 2012年のロンドン・オリッピックも終わり、次の2016年のリオデジャネイロ・オリンピックまであと3年半となった今、2020年のオリンピックの開催地の誘致活動がいよいよ大詰めを迎えています。

 2020年の夏のオリンピックの開催地は、2013年9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われる国際オリンピック委員会(IOC)の総会で決定します。

 最終候補地は3都市。トルコのイスタンブール、スペインのマドリード、そして日本の東京です。

 1月9日付の英国ブックメーカーの掛け率は、東京が1.67倍、イスタンブールが3.5倍、マドリードが4倍と東京がリードしているそうです。掛けが開始された昨年4月当初は、イスタンブールがリードしていたものの、その後、東京の人気が上昇してきているとのこと。幸先が良いようです。

 イスタンブールは5度目の立候補。イスラム圏での最初のオリンピックをアピールし好印象も、会場が広範囲に広がり、移動に難点があるとマイナスの要素も指摘されています。それでも国民の支持率は90%を超え、3都市トップです。間違いなく、東京のライバルです。強敵です。

 マドリードは3度目の立候補。バスケットボールの会場に闘牛場を使用し、サッカーはあの強豪レアル・マドリードの本拠地「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」スタジアムで実施するなどの目玉を用意。さらに選手村と会場のと移動時間の平均が10分を切るなどスマートな五輪をアピールしています。ただ、やはり財政不安のマイナスイメージが付きまといます。

 そんなライバルに対抗する東京は、2016年に続き、連続で2度目の立候補。前回失敗の経験を生かすも、ライバルたちも経験は豊富。明確な開催意義がなく、アピール度は弱い印象。コンパクトな都市型五輪と経済力でどこまで挽回できるかは、まだまだ低い国民の支持率をどこまで盛りあげれるかがポイントとなりそうです。

 ちなみに、夏のオリンピックの過去の開催都市は、下記の通りです。覚えてますか?

1896 アテネ(ギリシャ)
1900 パリ(フランス)
1904 セントルイス(アメリカ)
1906 アテネ(ギリシャ)
1908 ロンドン(イギリス)
1912 ストックホルム(スウェーデン)
1916 ベルリン(ドイツ)
1920 アントウェルペン(ベルギー)
1924 パリ(フランス)
1928 アムステルダム(オランダ)
1932 ロサンゼルス(アメリカ)
1936 ベルリン(ドイツ)
1940 ヘルシンキ(フィンランド)
1944 ロンドン(イギリス)
1948 ロンドン(イギリス)
1952 ヘルシンキ(フィンランド)
1956 メルボルン(オーストラリア) (注)馬術のみ ストックホルム(スウェーデン)
1960 ローマ(イタリア)
1964 東京(日本)
1968 メキシコシティ(メキシコ)
1972 ミュンヘン(西ドイツ)
1976 モントリオール(カナダ)
1980 モスクワ(ソビエト連邦)
1984 ロサンゼルス(アメリカ)
1988 ソウル(韓国)
1992 バルセロナ(スペイン)
1996 アトランタ(アメリカ)
2000 シドニー(オーストラリア)
2004 アテネ(ギリシャ)
2008 北京(中国)・香港
2012 ロンドン(イギリス)
2016 リオデジャネイロ(ブラジル)
2020 ???東京(日本)???

 開催都市は約100名のIOCの委員による投票で決まります。9月7日の投票日までに、いかに各地域の委員の心を東京に向けさせるか、これからが勝負です。
 まずはヨーロッパ票を確保し、あとは、最近の反日感情が懸念されるアジア票をいかに取りまとめられるかが、誘致決定のプロセスへの今後の重要なポイントになりそうです。

 経済効果があるのは間違いありません。北陸新幹線も開通しています。去年のロンドン・オリンピックの後、東京・銀座で行われたあのパレードの盛り上がりを思い出してみてください。

 明確に東京誘致に「反対」ではないのなら、「どちらでも良い」ではなくで、歓迎モードになりましょう。
 そして、3月に調査に来るIOCの評価委員が驚くように、みんなで支持率をどんどんあげちゃいましょう。それでは。

投稿者:森ちゃまat 23:55| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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