北陸の「AKB」って、何!
北陸に、あの「AKB48」が誕生か?
2月上旬からネット上で、一部、賑わっていた「北陸AKB」について調べてみました。
結論から言うと、あの「AKB48」とは全く関係ないものでした。
これは、北陸地域の更なる発展のため経済界が広く結集し、その実現のため関係機関に積極的に働きかけると共に、産業活性化のため産学官連携によるものづくりの推進などに取り組むとして、1967年、昭和42年11月20日に設立された北陸地域を基盤とする経済団体「北陸経済連合会」が、2015年、平成27年3月と迫った北陸新幹線の開業に向け、首都圏から北陸へ、"食"を中心とした観光客誘致を強化するための北陸三県の広域観光の推進を図ったキャッチフレーズでした。
甘えびに代表される石川県の"エビ"の「A」、越前ガニに代表される福井県の"カニ"の「K」、そして、氷見の寒ブリに代表される富山県の"ブリ"の「B」のそれぞれ頭文字がそれで、「北陸AKB」と称し、北陸三県の魅力を全国に発信中とのことでした。
A エビ 石川県
K カニ 福井県
B ブリ 富山県
東京、名古屋、大阪から300km圏内に位置する北陸は、北陸新幹線は経済効果が期待できる一方、人やモノが首都圏に吸い寄せられるストロー現象とにる懸念もあり、北陸経済連合会としては、首都圏から北陸への観光客の増加を目指し、北陸の認知度やイメージアップに向けた戦略的な情報発信、観光地の魅力アップ、観光客の満足度向上に取り組んでいるとのこと。
これだけ話題になれば、上手くいったのでは・・・。
でも、よくよく考えてみれば、「48」も付いていないし、名古屋栄のSKEや大阪難波ののNMBや福岡博多のHKT、ジャカルタのJKT、中国上海のSNHのように「地域」も入っていないので、わかるはずですが、「AKB」で検索すれば出てくるので、見てがっかりしたAKBファンも多かったのではないでしょうか? 変に炎上しなくて本当に良かったです。
ちなみに、このキャッチフレーズは、2月4日(月)に東京・赤坂のホテルニューオータニで昨年に引き続き開催された北陸経済連合会主催の2回目のイベントとなる「北陸フォーラム2013」の懇親会でも、北陸経済連合会の永原会長があいさつの中で「甘エビ、カニ、ブリの頭文字から『北陸AKB』を味わってほしい」と話されていたようです。
今回の「北陸フォーラム2013」は、セミナーとして、外交ジャーナリスト・作家・元NHKワシントン支局長の手嶋龍一氏を講師に迎え、「東アジアのなかのニッポン、そして北陸の近未来」をテーマに講演会が実施されたほか、福井県の芦原温泉、富山県の宇奈月温泉の旅館の女将さんや石川県の加賀温泉の「レディーカガ」の皆さんらが参加し、北陸をPRしたとのこと。
参加者は1,500名を超えたいたそうです。
平日、それも月曜日の午後に、少しでも「北陸」に興味を持った方が1,500人も集まってくれた。
そくな中でのキャッチフレーズ「北陸AKB」の発信、効果は覿面です。期待できそうですね。それでは。
投稿者:森ちゃまat 21:02| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)