<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2013年04月22日

黒部トロッコ電車 営業再開!

 冬の間、運休していた黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が約5ヶ月ぶりに営業を再開しました。

 まだ宇奈月(うなづき)駅から猫又(ねこまた)駅までの11.8キロの部分開通ですが、ゴールデンウィーク明けの5月7日(火)からは、宇奈月駅から鐘釣(かねつり)駅まで、そして5月17日(金)からは、宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅までの20.1キロが全線開通の予定です。

 トロッコ電車の路線は、宇奈月→柳橋→森石→黒薙(くろなぎ)→笹平→出平→猫又→鐘釣→小屋平→欅平の往復で、乗降可能な駅は、宇奈月、黒薙、鐘釣、欅平の4駅のみとなっています。

 運賃は片道、宇奈月/.黒薙が560円、宇奈月/鐘釣が1,190円、宇奈月/欅平が1,660円で、往路、復路も同運賃になります。こどもは半額です。

 春は新緑、夏は清流、秋は紅葉と、季節それぞれの趣きがある黒部峡谷ですが、トロッコ電車そのものにも魅力があります。

 窓がないオープン型の普通客車のほか、特別客車(車両券360円必要)やリラックス客車(車両券520円)の車両があり、お勧めは、往路は窓なしの普通客車、復路は 窓ありの客車です。予約の際に、ご希望をお申し出てみてください。

 やっぱり、トロッコは窓なしが基本です。往復とも窓ありの客車ではトロッコの醍醐味は味わえません。ただ、雨の日や寒い日は、窓なしはキツイので、ご注意を。峡谷の天候は変わりやすいのです。

 防寒具は必需品です。寒くなければ脱げは良いだけなので、必ず、ご持参ください。寒さに耐えながらでは、楽しさ半減です。

 ちなみに、トロッコ電車は全車禁煙で、トイレがありません。乗車前に済ませることもお忘れなく。

 見どころというより聞きどころは、トロッコ電車が橋を渡るときの”音”です。宇奈月駅を出発してすぐの新山彦橋では、運が良ければその音が”やまびこ”となって響きます。

 見どころとしては、黒薙駅では駅から徒歩20分の黒薙温泉です。宇奈月温泉の源泉で、約28畳の広さの大露天風呂は日帰り入浴も楽しめます。

 鐘釣駅では徒歩1分のところにある鐘釣三尊像や徒歩3分のところにある黒部万年雪展望台のほか、徒歩20分のところにある鐘釣河原です。黒部川の清流と秘湯が一緒に楽しめるスポットです。

 終点の欅平駅では、まずは駅の屋上展望台です。そして絶景スポット、徒歩3分のところにある奥鐘橋です。真っ赤な橋が目印です。また、徒歩5分のところには、足湯と河原展望台もあります。

 また、欅平駅にはレストランもあり、「しろえびかき揚げ丼」や「富山ブラックラーメン」などの富山名物料理も堪能できます。

 お土産も欅平駅の「ごま饅頭」や鐘釣駅の「黒部の名水くず餅」、宇奈月駅の「黒部峡谷ガトーショコラ」など、各駅限定の商品が人気となっています。

 ”通”の方は、鐘釣温泉の美山荘や鐘釣温泉旅館や欅平温泉の猿飛山荘や名剣温泉に泊まるのも良いでしょう。ですが、一般的には、宇奈月温泉での宿泊が無難です。

 日帰りも可能ですが、トロッコに乗って、宇奈月温泉に宿泊するか、宿泊してから翌日にトロッコに乗るか、1泊2日が理想です。季節の折々に行きたいですね。それでは。

<黒部峡谷トロッコ電車 公式サイト>
http://www.kurotetu.co.jp/

投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=4340&bl_id=4332&et_id=204923

◆この記事へのコメント:

※必須