今年はどんなドラマが生まれるのか?
今週の中央競馬のG1競走は、第18回「NHKマイルカップ」です。
東京競馬場の芝1,600メートルで争われる3歳限定のマイル王決定戦で、前身はダービーのトライアル競走として、芝2,000メートルで行われていた「NHK杯」になります。
1996年、ダービーに出走できない外国馬産馬に春の目標となるレースをとG1に昇格した際、「NHKマイルカップ」と名称も変更されました。
距離も変わったことから、ダービートライアルだった「NHK杯」と「NHKマイルカップ」とは全く違う位置付けとなりましたが、優勝馬の中からは、タニノギムレット、キングカメハメハ、ディープスカイがダービーを制覇するなど、”変則二冠”と言う新語も作り出されています。
ちなみに、桜花賞馬ラインクラフトも優勝した際も、変則二冠と呼ばれましたが、桜花賞・皐月賞・優駿牝馬(オークス)・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞のクラシック競走及び秋華賞のうちのいずれか2つのレースと絡めて、変則三冠とされることがありますが、現在達成されているのは、距離を同じくする桜花賞との変則二冠と、施行場を同じくする東京優駿との変則二冠のみであり、変則三冠はについては、不思議なことにいかなる組み合わせによっても未だ達成されていません。
このレースのレースレコードは、2012年に当時の芝1,600メートルの日本レコードを記録したダノンシャンティの1分31秒4です。
[過去優勝馬]
第17回 2012 カレンブラックヒル
第16回 2011 グランプリボス
第15回 2010 ダノンシャンティ
第14回 2009 ジョーカプチーノ
第13回 2008 ディープスカイ
第12回 2007 ピンクカメオ
第11回 2006 ロジック
第10回 2005 ラインクラフト
第09回 2004 キングカメハメハ
第08回 2003 ウインクリューガー
第07回 2002 テレグノシス
第06回 2001 クロフネ
第05回 2000 イーグルカフェ
第04回 1999 シンボリインディ
第03回 1998 エルコンドルパサー
第02回 1997 シーキングザパール
第01回 1996 タイキフォーチュン
今年の注目馬は、すでに5勝をあげている「エーシントップ」、無敗馬はいませんが、3着以下がない「インパルスヒーロー」と「ガイヤースヴェルト」、3連勝中で芝では1戦1勝の「シャイニープリンス」、唯一の牝馬での参戦「ローガンサファイア」、ニュージーランドトロフィーの2着、3着馬の「レッドアリオン」と「ストーミングスター」ほか皐月賞から参戦馬など。人気は割れそうです。
また、NHKが冠(かんむり)となる「NHKマイルカップ」には、「NHK杯」から続く、面白い話があります。それは”NHK”に関連する馬名や馬番の馬が活躍したり、人気になったりするのです。今年は大河ドラマ「八重の桜」から、8番、8枠、桜色から桃色帽子の8枠などが話題となっているようです。
今年は、あのディープインパクト産駒の出走はありません。数々の”ドラマ”を生んできた「NHKマイルカップ」。今年はどんな"ドラマ"が生まれるのでしょうか?それでは。
<JRA NHKマイルカップ 公式サイト>
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2013/0505_1/syutsuba.html
投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)