チアホーンが鳴り響いていたスタジアム
早いもので、Jリーグが今日、開幕20周年を迎えました。
1993年5月15日(土)、国立競技場での「横浜マリノス」対「ヴェルディ川崎」が開幕戦。19時30分キックオフのナイトゲーム。自分もワクワクしながら、テレビ観戦していたのを覚えています。
そこには、実業団時代の「日産自動車」対「読売クラブ」ではない、何とも言えない”華やかさ”が充満していました。
試合結果は2対1で「横浜マリノス」の逆転勝ち。Jリーグ記念すべき第1号ゴールは、ヴェルディのマイヤー。その後、マリノスのエバートンが同点ゴールを決め、ディアスのゴールが決勝点となりました。
この開幕戦のメンバーが凄かった。
[横浜マリノス]
GK 松永成立
DF 平川弘
勝矢寿延
井原正巳
小泉淳嗣
MF 野田知
エバートン
水沼貴史
木村和司
ビスコンティ
FW ディアス
[ヴェルディ川崎]
GK 菊池新吉
DF 中村忠
ペレイラ
加藤久 → 阿部良則
都並敏史
MF 柱谷哲二
ハンセン
ラモス瑠偉
FW マイヤー
武田修宏 → 北澤豪
三浦知良
開幕した1993年は10クラブだったJリーグは、1998年には18クラブとなり、1999年からは2部制に移行、現在は日本国内の30都道府県に本拠地を置く40クラブとなっています。J1に18クラブ、J2に22クラブが所属しています。
そして、来年からはJ3の発足も予定しており、「地域に根差したスポーツクラブ」の全国展開はさらに推し進められます。
ちなみに、20年前の開幕については、残り8クラブの開幕4試合は、翌日の5月16日(日)に行なわれており、まさにあの「横浜マリノス」対「ヴェルディ川崎」の試合はJリーグの開幕戦だったのです。
[その他の開幕戦カード]
広島 対 市原 2対1
横浜F 対 清水 3対2
鹿島 対 名古屋 5対0
G大阪 対 浦和 1対0
開幕当時を思い起こせば、様々なサッカーシーンが頭の中を駆け巡りますが、そこには必ずと言っていいほど、”チアホーン”が鳴り響いていました。今はその音色も聴くことはありませんが、あの頃の”チアホーン”はまさに”Jリーグ”の象徴でもありました。あの音色を聴いて、”Jリーグ”が始まったと実感していたように思えます。ただ、すごい音量だったのは事実で、開幕2ヶ月もしないうちに、全スタジアムで騒音防止で使用禁止となったのは正解でしたね。
それと思い出すのは「オーレ・オレオレオレー」の観客の大合唱です。流行りましたね。どのスタジアムも盛り上がっていました。まさにブームそのものでした。
最後に、スポーツ報知が選手やOBら32人と歴代サッカー記者18名を対象に「歴代ベストイレブン」のアンケートを行なった結果をご紹介します。
ベストイレブン(〇)とサブと得票数は、下記のとおりです。
得票数は、選手票+記者票=合計です。
GK
15+05=20 〇 楢橋正剛
08+07=15 川口能活
01+04=05 シジマール
DF
16+07=23 〇 中澤佑二
13+07=20 〇 闘莉王
12+08=20 〇 井原正巳
09+05=14 〇 ジョルジーニョ
07+04=11 松田直樹
06+05=11 秋田豊
05+05=10 相馬直樹
MF
18+08=26 〇 遠藤保二
11+06=17 〇 中村俊輔
09+05=14 〇 名波浩
08+06=14 〇 ラモス瑠偉
06+06=12 中田英寿
09+02=11 小笠原満男
06+05=11 ドゥンガ
08+02=10 ジーコ
08+02=10 ストイコビッチ ※
FW
18+13=31 〇 三浦和良
15+08=23 〇 中山雅史
04+05=09 ストイコビッチ ※
04+04=08 エムボマ
懐かしい”名前”がありますね。
最高得票はキング”カズ”。ストイコビッチはMFとFWの両方でエントリー。
他にも、小野、稲本、前園や、外国人では、ビスマルク、レオナルド、エドゥー、アルシンド、エメルソン、リトバルスキーなど、どんどん名前が出てきます。
ただ、10年後の開幕30周年では、今活躍中の香川や本田や長友、内田などの名前が上げるのは間違いないでしょう。
Jリーグができて良かったなあと、つくづく思った開幕20周年記念日、「Jリーグの日」でした。それでは。
<Jリーグ公式サイト>
http://www.j-league.or.jp/
投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)