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2013年06月28日

NHK提訴 その理由は?

 NHKの放送番組で外国語が乱用され、内容を理解できずに精神的苦痛を受けたとして、NHKが提訴されたそうです。
 
 名古屋地裁に訴えを起こしたのは、岐阜県可児市に住む「日本語を大切にする会」の世話人、高橋鵬二さん(71歳)。
 
 訴状としては、NHKでは報道、娯楽番組を問わず番組内で「リスク」「システム」「トラブル」「ケア」などの外国語が多用されているだけでなく「BSコンシェルジュ」「スタジオパークからこんにちは」「ほっとイブニング」「Sportsプラス」「Shibuya Deep A」など、番組名にも用いられていると指摘。日本語で容易に表現できる場合でも使われているとし、公共性が強いNHKが日本語を軽視するような姿勢に強い疑問があるということだそうです。
 
 また、NHKは国家機関が関与する公共放送で、広範囲で視聴できるため影響力が強いと指摘し、公共性の高いNHKが日本語を軽視する姿勢にも強い疑問を呈しています。
 
 高橋さんは「カタカナで表記すると意味が変わるのか。普遍的な報道に、見栄えや格好良さを求める必要があるのか」と言い、一昨年末、NHKに公開質問状を提出したものの回答がなかったため、今回、訴訟に踏み切ったそうです。
 
 ニュースでは、専門家の意見として、平成14年から18年まで行われた国立国語研究所の『「外来語」言い換え提案』に関わった鳥飼玖美子・立教大特任教授(言語コミュニケーション論)の話を紹介していましたので紹介します。
 
 『新しく導入される外国語は増加傾向にある。さまざまな文化を取り入れる日本語の利点は残しながらも、あらゆる世代が理解できる言葉を選び、残していくべき。特に、高齢になって利用機会が多くなる福祉分野や医療分野で外国語が多用される傾向がある。公共放送だからこそ、外国語やカタカナ語が苦手な少数派の意見に配慮してほしいと考える男性の心境は十分理解できる。』 

 ちなみに今回の請求額の141万円は、地裁で扱える額が140万円を超える額と民事訴訟法で規定されているから決めたとのこと。苦言的提訴のようです。 

 NHKは「訴状の内容を確認していないため、コメントを差し控える」としているそうですが、司法の判断にももちろん興味はありますが、NHKとしては、司法判断を待つのではなく、自主的規制でここらで歯止めをしておいた方が良いのではと思ったニュースでした。
 
 NHKとは、日本放送協会のことです。それでは。
 
<NHKオンライン>
http://www.nhk.or.jp/

投稿者:森ちゃまat 23:59| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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