2013年07月23日
「3Dプリンター」の時代へ
量販店で「3Dプリンター」が売られる時代が、ついにやって来た。
ヤマダ電機が「3Dプリンター」の個人向き製品の販売を8月上旬から始めます。
日本総本店池袋で販売を開始し、順次全国に展開する予定とのことです。
「3Dプリンター」は、ストラタシス、オブジェット、Zコーポレーション、3Dシステムズの4大メーカーで、市場の約8割を占めていましたが、買収や合併により、現在は、ストラタシス、3Dシステムズの2大メーカーとなっています。
今回、販売されるのは、米国スリーディー・システムズ社製の「3D プリンター」。
個人向けの「Cube®」と「CubeX™」と、法人企業向けの「ProJet™」シリーズ。
店頭価格は未定ですが、「Cube®」は税別で16万円程度となる見通しだそうです。
ちなみに、個人向けの「Cube®」は、幅・高さ・奥行、それぞれ最大14センチメートルまでの造形物の制作が可能な機種で、趣味で自分がデザインした人形や模型などを作りたい一般消費者向けの用途を想定していて、「CubeX™」はデザイナーなどの需要を見込めるほど、より精密で大きい立体物が作れるとのことです。
「3Dプリンター」そのものは、すでに販売はされてはいたのですが、今回、グループ全体では900店舗以上あるヤマダ電機が取り扱うことで、一気に普及が進みそうです。
米国の調査会社ウォーラーズ・アソシエイツは、2021 年の世界市場規模が12年実績比で約5倍の108 億ドル(約1兆900 億円)に達すると予測しており、日本国内での普及は、世界での導入に比べ遅れがちではあるものの、今後、急速に高まると言われているとのこと。
「3Dプリンター」が家庭にある、すごい時代がやって来ます。それでは。
<共同リリース>
http://www.yamada-denki.jp/ir/pdf/press/2013/130718.pdf
投稿者:森ちゃまat 23:58| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)