タレントの「永六輔」さんが46年余にわたって出演しているTBS系のラジオ番組「永六輔の誰かとどこかで」が、ついに、この9月で終了します。
 
今日、8月29日の番組の中で、永六輔さん本人が、「『引退しろ』という声がある一方、『ろれつが回らなくても続けて』という声もあり、それに甘えていた部分がある。医者の助言もあり、ストレスを減らすためにも、しっかり休むことにしました」と説明し、「これまでの月曜から金曜日の放送は9月27日をもって終了し、休ませていただきます。できるだけ早く、新しい『誰かとどこかで』をお届けしたい」と明かしたと報じられています。

「永六輔の誰かとどこかで」は、月曜日から金曜日に全国17局のラジオで放送されている10分番組なのですが、富山県では北日本放送、石川県では北陸放送で放送されていたので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？

永さんが出掛けた旅先での話題や、聴取者からのお便りに答える形で、遠藤泰子さんと絶妙な掛け合いをする番組で、時には世相批評をすることも・・・。

ちなみに、「永六輔の誰かとどこかで」は、昭和42年1月2日に「どこか遠くへ」のタイトルでスタート。44年10月6日から現在のタイトルになっています。

予定通り、9月27日まで放送した場合、12,629回となり、TBSラジオでの同一人物が続けたラジオ番組では、昭和32年9月2日から平成14年10月4日まで12,512回の放送をした「秋山ちえ子の談話室」を超えて、同局制作では最長の記録となるそうです。

TBSラジオによると、番組終了後も年に3〜4回、「誰かとどこかで」の特別番組を予定しているほか、平成3年4月に始まり、土曜午前に生放送している「永六輔その新世界」は終了の予定はないとのこと。

昔、営業車のAMラジオから、永さんの独特の"声"と"しゃべり方"が聞こえてきたのを覚えています。最近は、その"声"も聞くたびにどんどん変化していて、"時代"が流れているのを実感していました。

またひとつ、"時代"が消えていきます。それでは。

＜TBSラジオ 大沢悠里のゆうゆうワイド コーナー紹介＞
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