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2011年08月09日

訪問リハビリ「見えない時間の過ごされ方」

入所・通所を経て、やっぱりおうちでの生活が1番と、ご自宅で全てをこなされて頑張っておいでるN様を紹介します。
週に1回、2単位40分の訪問リハビリを提供させていただいております。

居室には、ベッド・冷蔵庫・電子レンジ・トースター・洗面台・ポータブルトイレ(たまに使用)があり、ほとんどの日常生活がその空間で事足りるように設定されています。日中は歩いて20〜30歩の廊下を挟んだトイレを使用されておいでますし、朝はご自身でパンを焼いたり、補食を用意したり、昼は配食のお弁当を取りに行き、週に2回の入浴は訪問看護サービスが提供しております。
ご自分の身の回りのことをご自分で行なうという、「生活リハビリ」が実践されています。
訪問リハビリ時は、身体リハビリと手先の巧緻動作訓練を兼ねて手工芸を実施しております。


これは牛乳パックで作っていただいた、お薬の仕分けボックスです。当初は、日にちいれなど見守りで行ないましたが、現在はしっかり自己管理されておいでます。


昨年もその前の年も夏には朝顔を育てられておいでましたが、今年もまたその季節がやってきました。昨年はその横には配食弁当についた「ミカン」の種を植えられ 途中まで青くしっかりした葉が育っていました。今年は、やはり配食弁当についた「スイカ」の種を植えられました。訪問するたびに大きく成長し、支柱が添えられてあったり、手をかけられておいでるのがわかります。


訪問リハビリ時のプログラムで時々行う裏玄関の出入り練習では(靴を履く、段の昇降)は簡単なことではありません。しかし、N様は安全に昇降されており、この猛暑の時季、青々と元気に育つ植物を見ると植物に愛をもってお世話されておいでるのがわかります。

また、塗り絵(カレンダーや季節の絵、回想)を好まれ、配色や模様のないところまで詳細に彩色されたりアレンジされたりしています。

投稿者:リハボスat 10:49| 通所リハビリ | コメント(0) | トラックバック(0)

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