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2012年03月10日

通所リハビリ利用者 髭本様について

☆リハビリ学生に講義
通所リハビリを週2回ご利用の髭本様は短歌を作り投稿したり、ここで挑戦した漢字熟語主体のパズル誌を定期購読され、ご自宅でも自主実施されておいでます。左片麻痺で膝の痛みはありますが車いすで身辺動作は自立に近い状態です。発症後、17年。発症前後の自分史を綴られたものも読ませていただきました。時々、金沢市のリハビリテーション専門学校の学生相手に講義を依頼されることは伺っていました。最近も講義を依頼され、以下のようなことを話してきたと、メモ紙と一緒にご報告いただきました。

◎人材(じんざい)について
人  在・・・職場にただいるだけのような人

人  済・・・今のうちによそへ転職した方が良い人

人  罪・・・人間関係を壊す、規律を守らない、職場の評判を落とす人

人  財・・・皆さん!!    職場の貴重な「財産」となれ!!

◎利用(障害)者に接する時
「あ」「い」「お」を教えること

「あ」 わてずに

「い」 そがずに

「お」 ちついて

心身に障害を持ったり、発症された方は現実にとまどったり、今後についてのあせりを抱くことが多いもの・・・。これは接するリハビリ職員への心得だそうです。

◎若きとき 流さぬ汗は 年老いて 涙となりて 己苦しむる

今回はどのお話もテレビや本で見たり聞いたことを引用されたということです。以前は海外へもよく行かれるほどの会社人間で、部下を統率された立場の方でしたので、そのどれもがご本人の頭の中で作られた言葉のように伝わりました。たまたま先に他の人が同じ考えを発せられただけなのでしょう。


☆ひな茶会の俳句と俳句による交流
昨年同様、今年もひな茶会に俳句を詠んでくださいました。
◎戦後耐え 傘寿の春を 迎えけり
◎賑わいて 楽しき茶の湯 けふ節句
◎茶の湯のけふ 外吹く風は 春一番
◎桃の節句 湯呑みの花柄 色清ら
◎早春(はる)の茶会 それぞれ口は 達者なり
◎待つ春や ふぃらーじゅに 茶のかほり
◎湯気あぐる お茶の横ッチョに 春の菓子

そして、最近は顔も知らない訪問リハビリのI様が作り始めた俳句に アドバイスしてくださるようになりました。月に1度、10句ほどをみていただいています。「自分も趣味程度だから、あくまでも自分が感じたことを伝えるだけで添削などとはおこがましい・・」とおっしゃりながら、1句ずつ丁寧にコメントを書き添えてくださいます。そのお礼にと、I様からは 今春作成の立ち雛の色紙のお返しがありました。

投稿者:リハボスat 10:57| 通所リハビリ | コメント(0) | トラックバック(0)

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