目標達成しての通所リハビリ卒業(修了)
平成27年介護保険改正後、当通所リハビリ初の目標達成後の修了を迎えた利用者さんを紹介させていただきます。
通所リハビリが追加になり、歩行車歩行での歩行距離や身体リハビリの機会を多くもつことで、身体機能が改善し、それに伴い身辺動作も安全に速くこなせるようになりました。訪問介護のほとんどを調理動作に切り替え、配食サービスをやめました。
2年前にできなかった、午の干支飾り(縮緬)を15体つくり始め余暇活動にも取り組むことが可能になりました。以前はミシンも使っていましたが、今は半返し縫いです。右手には前腕からさきが常に震えがあります。見本通りでなく、鞍などをプラスされて作られます。
そして、もう一つ!趣味を通り越した完成度の高い作品ばかりの皮革製品作りも長く中断されていました。ご自身の中で「もうやれない・やらない!」と、訪問リハビリで関わった2年前に、断舎利のように、工具や材料の多くを皮細工の先生のところあげてしまわれました。まだ磨き仕上げをしていなかったトートバッグ、背面にはぽつぽつと白い染みが浮いていました。数種のサンドペーパーと磨き剤で仕上げをされた作品をお借りしました。
「以前の様な主婦としての生活を目標に、廻りの人たちの手助けを受けながら少しずつ回復する。一つの動作ができるようになると、もう一段もう一段と少しずつ目標を挙げて、自分が出来ることが増えていくのがうれしいです。」
これは素晴らしい旅立ちです。しっかりと背筋を立てて、注目して聞かれる方もおいでました。
投稿者:リハボスat 09:44| 通所リハビリ | コメント(0) | トラックバック(0)