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2024年7月24日

脳波計の更新




脳波計の入れ替えは今回で3回目になる。最初の脳波計はアナログで折り重なる記録紙にペンで脳波が記録される仕組みで記録された用紙で保管場所が狭くなっていった。2台目からはデジタル脳波計となり保管はCDに記録していった。今度の脳波計からはUSBに記録することになり、保管スペースが全く必要でなくなった。デジタル化で最も大きなことは各種誘導が検査後でも自由に目的に応じて選べることで画期的な機能と言える。また数値データを使い解析や分かりやすい提示をすることも可能になってきた。三台目の脳波計はメーカーが変わったがアーチファクト(脳波以外のノイズ)を除去する機能が優れているが未だその機能を使いこなす所までに至っていない。脳波計が手元にあると様々な機会で使うこと出来て有難い。

投稿者:KUSUat 23:38 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2024年7月2日

新たなアルツハイマー病治療


アルツハイマー病治療について 金沢大学医学部脳神経内科学 篠原もえ子准教授 アルツハイマー病(AD)はアミロイド前駆体タンパク(APP)が切断されAβが神経細胞外にモノマーとして放出されオリゴマー、プロトフィブリル、フィブリル、Aβプラークとなり神経細胞障害を起こすとされている。レカネマブはヒト化IgG1モノクロナール抗体でありプロトフィブリルやフィブリルに選択的に結合する。高齢化に従いADの有病率は上がっていくと考えられていたが近年以前考えられていたほど上昇はしていないことが分かった。理由は禁煙や血圧の管理の進化など関与しているようである。認知症に占めるADの割合は67.8%で半数を超える。レカネマブ治療の対象はMCIまたは軽度認知症でアミロイドPETまたは脳脊髄液検査でAβの存在を確認出来た方になる。また2週間に1回通院して点滴を受けることになるので、それができる方が対象となる。副作用としては脳浮腫や出血があるが症状を伴わないことが多い。現在金沢大学では27人治療中で次第に人数を増やしていく予定です。

投稿者:KUSUat 00:25 | 日記

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