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2014年08月07日

頭痛の話 (9)




副鼻腔炎による頭痛

副鼻腔は前頭洞、上顎洞、篩骨洞、蝶形骨洞とありますが、部位によって痛む場所に特徴があります。
前頭洞は前頭部、上顎洞は頬部から眼窩などです。
急性の炎症の場合に痛みが出現することが多いようです。
頭蓋内の痛みを感ずる神経は三叉神経ですが、これら副鼻腔の知覚も三叉神経が関与しています。
たとえば氷水などを一度にたくさんとると鼻腔内が冷やされますが、これは頭痛として認識されます。
慢性の副鼻腔炎の場合は重い感じです。頭重感の原因になります。
少し変わったところでは、飛行機に乗って気圧が変わると出現する頭痛があります。副鼻腔炎で副鼻腔の開口部が塞がれると中に閉じ込められた空気が気圧の変動で膨張収縮することで起こります。耳鼻科的治療で解決できる頭痛です。

投稿者:KUSUat 00:08| 日記