2015年01月09日
てんかん医療セミナー(2)診断と問題
愛知医科大学精神科 兼本浩祐先生 てんかんを分類すると大きく全般てんかんと焦点性てんかんに分けられる。 予後を考慮して更に分類すると(1)年齢依存性焦点性てんかん(2)特発性全般てんかん(3)年齢非依存性焦点性てんかん(4)てんかん性脳症(5)心因性非てんかん性発作にわける。 予後は順番に、超優良、良、難治あり、ほぼ難治である。心因性はてんかんではないが診断が困難な場合があり、客観的な所見を集めて診断する必要がある。(1)は成長に伴って改善、治癒していく。(2)は80%で寛解を得られ、バルプロ酸が効果する。(3)は50-60%寛解しカルバムアゼピンが有効である。(4)は20%で寛解で多剤併用になる。(5)は心理学的アプローチでの治療となる。
投稿者:KUSUat 00:12| 日記