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2015年01月20日

めまいの話(7)出血、梗塞によるもの


中高年では脳幹と小脳の出血、梗塞を念頭に置いておくことが重要である。 後頭部痛が伴えば小脳出血の有無は確認する必要がある。複視など他の脳神経症状も有れば脳幹病変の可能性が高い。 脳幹の眩暈のセンター(前庭神経核)に限局した梗塞も稀にあるが、この時はCTで病変はとらえることが難しくMRIで確認しなければならない。高血圧、喫煙、高コレステロール、頸動脈エコーによる動脈硬化の程度チェックし悪条件であればMRIを行ってみたほうがよい。症状だけでは内耳性の眩暈と区別が難しい場合がある。

投稿者:KUSUat 15:23| 日記