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2015年03月16日

神経内科生涯教育講演 名古屋 (1)




パーキンソニズムの病態と診断
大脳皮質基底核症候群の病態と症候
 新潟大学脳研究所神経内科 下畑享良先生
 左右非対称な錐体外路症状(L-dopaが効かない)と失行、ミオクロヌス、皮質性感覚障害など大脳皮質症状があり、病理的には神経細胞の脱落、神経細胞の膨大化などの変化を示す病気である。
ただし上記症状を示しても上記病理所見を示さないものもあり、進行性核上性麻痺(PSP)やアルツハイマー病の病理所見を示すものもあり多彩である。そのため臨床症状を呈するものはcorticobasal syndorome(CBS)とし、その中で上記病理所見のものをcorticobasal degeneration(CBD)とすることになった。
PETではタウ蓄積のあるものはCBD,PSPでありアミロイドはアルツハイマーであることがわかってきた。
進行性核上性麻痺の病態と症候  東名古屋病院神経内科 饗場郁子先生 
中年以降に発症し、初期より転倒を伴う姿勢保持障害、上下注視の障害、体幹の固縮、認知症などを特徴とする。
左右差を持って発症し振戦が見られ初期L-dopaが有効なのでパーキンソン病と間違われるタイプや失語タイプや小脳失調タイプ、すくみの強いもの、CBDと似たものなどがある。
病理的には異常リン酸化タウ蛋白が神経細胞内やグリア細胞内に蓄積する。歩行は幅広で姿勢はよい。四肢は良く動く。前頭葉症状が目立つなどの臨床像を示す。
 

投稿者:KUSUat 21:58| 日記