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2015年07月06日

振るえの話 (4)




甲状腺機能亢進による振るえ
甲状腺機能亢進症はバセドウ病といわれ自己免疫疾患である。
血中の甲状腺ホルモンが増え様々な症状を呈する。
代謝の亢進により発汗、発熱、食欲亢進、体重減少を認める。交感神経感受性の亢進によって脈拍増加、多動、不眠、情動不安そして振戦がある。
75%に自覚症状として振戦があるという。この振戦はパーキンソン病や本態性振戦と比べて速くて振幅が小さい傾向がある。
好発年齢は20~40歳代と若い。1000人に一人の割合で、女性は男性の4~5倍罹りやすいとされる。
何らかの原因で甲状腺ホルモンの血中濃度が上昇することを甲状腺中毒症というが、甲状腺炎によりホルモンが血中に漏出した場合や甲状腺ホルモンの過剰摂取でみられ、甲状腺機能亢進症と同様な症状を出すことがあるので鑑別には注意が必要である。
甲状腺の機能亢進、低下は筋肉にも影響することもあり、この内分泌器官による症状の多彩さを意識しておかなければならない。

投稿者:KUSUat 13:00| 日記