2020年05月07日
ビタミンDについて
ビタミンDは腸管でのカルシウムの吸収を促進し血中のカルシウムの濃度を高めます。そして骨からカルシウムが失われるのを防ぎ骨粗鬆症を予防します。また免疫系や神経系、血管系の機能にも関与しています。ビタミンDは経口摂取されるか日光の下で皮膚で生成されています。両方のタイプのビタミンDは肝臓で25-OHビタミンDの形になりタンパクと結合して血液で作用部位に運ばれます。ビタミンDの過不足をみるには25-OHビタミンDの測定が必要です。日本人は半数以上の人が不足状態と言われています。脳神経内科の地方会の発表で介護施設入所前の高齢者の血中25-OHビタミンDを測定したところ全員が不足状態であるとの報告がありました。食事内容や日にあたらない生活形態などが考えられますが全員であったのは驚きでした。振り返って私自身の生活も一日中屋内に居ることを考え25-OHビタミンDを測定してみました。すると欠乏ではないが不足状態の範囲の結果がでてきました。以後、意識して日光に当たる生活を工夫することになりました。しかし1時間にも達していない状況です。特に冬季は条件が悪く、夏は過剰な日除けや日焼け止めクリームの使用で効果が薄れるそうです。その後再測定して少し値が正常に近づいていました。
投稿者:KUSUat 16:22| 日記