2025年12月22日
最近の抗てんかん薬の使い方について

最近の抗てんかん薬の使用について
50年前は抗てんかん薬はフェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタールが頻用され副作用もいろいろありコントロールも現在に比べれば劣っていたといえる。ついでバルプロ酸が登場し肝機能障害を除けば使いやすい薬剤であった。その次にゾニサミドが出てコントロール可能な症例が増えた。その後ラモトリギン、レベチラセタム、ラコサミド、ペランパネルが加わり効果や安全性が随分改善した。これまで難治であったものが治療できる範囲が広がってきた。今までの一剤を最大まで使って十分でない場合2剤目を考えるのが常道とされていたが新規の抗てんかん薬は副作用が以前の薬より少なく、作用機序の異なる抗てんかん薬を複数使っていく方法も悪くはないのではないかと考えている。最近40代の未治療の患者さんにベランパネルを使用し、かなり発作が抑制され更にレベチラセタム追加で発作がわずかになりラコサミドを重ねて完全にコントロールできた経験をしている。また20代の患者でこれまでの2剤でおおよそのコントロールが出来ていたがラコサミド追加で完全にコントロール可能であった。発作が完全にコントロール出来ていない場合でも更に新規抗てんかん薬を上乗せし効果を確認していくことも重要かと考えている。
投稿者:KUSUat 23:52| 日記