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2026年02月26日

再考の必要性




診療には所々盲点があって気づかないため嵌井に落ち抜けられないことがあります。特に他で診断が決まり紹介される場合は通常先ず治療を踏襲するのが大きな流れです。ただ診療を続けるうちに症状悪化する場合は基本に戻って見直すことが重要です。現在クリニックの移動のためカルテの要約を作成していて経過の見直しを行っています。高齢者てんかんは最近のトレンドで、高齢者てんかんは小児期てんかんを上回る状況です。意識消失発作やけいれん発作があれば診断して治療開始もあります。脳波検査で所見がとれないことも多く、脳波検査なしでの診断もあります。今回カルテ見直し作業で関東からの転居の方で脳神経外科クリニックでてんかんと診断治療され引き継いだケースでは抗てんかん薬使用していても発作がコントロールされない状況に陥りました。既往では全身けいれん、意識消失発作があり、こちらでの脳波検査でも乱れがありました。診察中、脈の乱れがありホルター心電図で洞不全症候群を確認しペースメーカーを入れて発作は完全になくなりました。意識消失発作の場合、脳波とホルター心電図は必ずチェックしてきたのですが、他で診断が出ている場合はそこまではしていませんでした。脳波も異常で発作もてんかん発作そのものと思われる場合は疑わないことになるのですが、経過が良くないときは基本に戻れが必要とされた経験でした。

投稿者:KUSUat 10:59| 日記