Meccha Yavai! s.p.A.

  嵐くんたちのCM見てて突飛に前の記事アップで一度引っ込めたがまぁいいかで再々アップ。

  原宿近郊にジャニーズショップなるものがある。言わずと知れた男性タレントが所属するジャニーズ事務所だ。原宿と言え、実際は賑わいを見せる竹下通りから若干離れた場所にある。そのアンテナショップが東京・原宿にある。中学校1年生の娘を持つ身として、興味を持つ気持ちは理解できるため、おととしそのショップを案内した。

  更に興味があれば友人と着たらいいと原宿駅から迷わないよう、経路・道順・特に裏道に入る目印の「銀だこさん」について説明をした。夜間に行ったので、かなり寂しい裏通りにポツンと白色の発光体のようなBOXビルが現れる。特に照明手法に特徴はない。

  基本コンビニエンストアに蛍光灯がむき出しならないよう白色の光溜りをつくった全面ガラス張りの極めてオーソドックスなビル。一応サインとして「Jonny's shop」とあるだけ。

  事前調査では、娘が希望する「嵐」グッズは、一般のＣＤショップ・ダウンロード可能な楽曲もしくは生写真しかないと情報を得ていたため、場所だけ教え、その場は離れた。結局混雑していれば整理券が必要になるらしく、たとえ入場できても、「嵐」に関してはあまり意味なしと捉えた。たぶんその年代の女子にとっては行ってきたこと自身に意味があると思うのでそれ以上は言うまい。

  ほぼ通過に過ぎなかったが空間プロデューサーとしてビルやビジネス的に立地なども含め、素直な感想を述べる。建物本体は、外観・什器・照明など大まかに見て、大きな設計事務所等が入ったビルではない。「丹青社」「乃村工藝社」さんのような内装設計業者単体で一括して請け負った印象だ。たぶん10年〜15年の周期のメンテが必要だろう。

  内装設計業というのは2〜3日のイベントであってもブース設計など請負う。完成度・安全性に問題はないが数週間程度と理解している。最近リニューアルをしたようだが、常設の場合、イベント時のような短期間には施行しない。

  十分考慮してジャニーズの爽やかイメージを盛り込んだのだろう。それが白色発光体BOXビルディングなのだ。白色発光体はライティング上男子はさわやか、女子はピュアがてっぱんの照明手法なのだ

  ただ売上減少・陳腐化した際には撤退も視野に素早い対応ができるような、コスト意識を伺える店舗のように感じた。立地自身も原宿といいつつ若干メインから外れた箇所に設置した感があり、必要以上の混雑を解消しつつ集客は適度に得ようという意図が感じられたのである。

The End!