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2014年02月22日

志賀原発!

   今日志賀原発のs-1断層が活断層化か否かの調査が入った。私はかつてこの同じ羽咋郡から志賀原発1期生をめざし上京した身。TOKYO-MITに決めたのは本当の原子炉を持っていたからと109スピリッツに惚れたから。ここらの人には重要だ再アップ。

  原子爆弾と原子力発電所、ウラン燃料はどう違うのか。根本的な違いはウラン235とウラン238の濃度によるものである。ウラン235を野放図に核分裂させれば核爆弾、ウラン238を中心に235を微小に混合すると、原子力発電所燃料。(陽子外の電子数の違い)

   ウラン238は中性子を取り込みやすく安定している。ウラン235は一度核分裂を引き起こすと、手が付けられないほどの核分裂を引き起こし凄まじい大爆発および放射能の大拡散を引き起こす。

   日本国内の原子力発電所ではウラン235の濃度は0.8%以下に留められ制御しやすい体制にはなっている。このレベルのウランの濃度にするだけで「濃縮」と呼ぶ。この燃料に中性子を照射し核分裂を誘発・安定的な状態に達すると「臨界」とよぶ。この後、制御棒で安定運転がが可能となる。原理的にはこれで制御可能だが、非常時に制御外部電源の喪失等、想定外の事象が起これば、核分裂の暴走すなわちメルトダウンに陥る。実際福島ではこの事象が実際生じている。

  単に原子力発電所に反対運動を挙げることは容易だ。ただこれまで当然のごとく供給されてきた発電所・電力に対し、無関心だった、国民もちろん私自身の自戒の念も込めて、責任の一端があるのではなかろうか。

   私は、電力会社の社員でもなんでもないが発電工学全般を学んだものの一人として原子力に頼らず火力発電を主体とした電力体制にも懸念を抱いている。長期的にみて、原因究明すら困難な、地球温暖化という更なる自然破壊現象の一端を招いているかもしれない。我々は放射能汚染か温暖化による異常気象かの選択の瀬戸際にいる。

The End!

投稿者:Lighting-TOat 18:31| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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