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2012年06月09日

鉄筋・鉄骨造りの床鳴りの原因と修繕

鉄筋・鉄骨・木造住宅での床鳴りの話をよく耳にします。
私は内装工事店ですが、30年近く修繕後の表面材貼り
工事をしてまいりましたが、原因のほとんどは、木材疲労です。
金属疲労と言う言葉を聞いた事があるかと思いますが、
それと同じく、床材に使用している木材は、無垢材のほかは、
ほとんど集成材です。長い年月支えの無い部分に、
荷重が架かると木材疲労になり、張り合わせた合板、
木材チップで固めたパネルが剥離し、建具枠、かまち材
との接合部分又はベースパネルと合板との接合部分から音が出るようになります。
新築木造住宅の床鳴りは、床下、1階天井裏スペース
が広いので、修繕が裏側から容易にできますが、
鉄筋・鉄骨建造物での床鳴りは、床下スペースが狭く、
床材を開口しなければならないので修繕工事となります。

今回の例は、出入りの多いトイレ、洗面の入り口箇所の
支持脚の設置間隔が粗いのが原因でした。
支持脚の補強で、床鳴りが収まりました。
今回は早めの修繕で支持脚補強ですみましたが、
そのまま放置しておくと、合板・パネルの剥離で、
工事も大事になります。
早めの修繕をお勧めいたします。

投稿者:アートハウスat 13:46| プチリフォーム