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2012年11月20日

新型自動販売機のニュースで思ったこと

 先日、日本コカ・コーラが昼間の冷却用の電力使用をゼロにできる自動販売機「ピークシフト自販機」を富士電機と共同で開発し、来年1月から、従来製品に比べ通年で約1割の節電につながる新型自動販売機の設置を始めるという記事が新聞に載っていました。
 
 その新型自動販売機は、夜間に冷却した飲料を日中でも冷えたまま提供できるように、日中は冷えた飲料を保冷剤の代わりとして使用し、さらに従来機で使用していたウレタン断熱材の代わりに、約10倍の断熱性能を誇る真空断熱材を採用することで、外気温の影響を受けにくくしたのに加え、冷気が外に逃げないように扉の機密性も高めたとのことでした。
 
 結果として、常温の飲料の冷却時間が従来機よりも約25%早くなっただけでなく、冷却装置を長時間停止することから、機械の駆動音も静かになったようです。技術の進歩に拍手。
 
 大手飲料各社の販売に占める自販機の割合は約3割程度とのことですが、メーカー各社は、自販機は自社の新商品を確実に並べることができるほか、値引き販売するケースも少ないことから、各社とも競合他社からの乗り換えを促す一方、新規の設置場所が開拓できる自販機の開発に力を入れているようです。
 
 それは、設置台数100万台弱の業界最多のコカ・コーラグループが初年度に100億を超える予算を付けたことでも明らかです。 

 自販機さえも、省エネ・消音の時代に突入していたんだと感じたニュースでした。
 
 自分は学生時代から、ごく自然に自動販売機を利用していました。便利さからか、自販機はどんどん増えて、こんなところにもという場所にも自販機はありました。今の時代、コンビニがどんどん増えているのと感じが何か似ています。
 
 そんな自販機で思い出すのは、ボーリング場でよく利用した、コカコーラやファンタのビンの自動販売機です。なぜか強く印象に残っていて、今、缶とビンの自販機が並んでいたら、ビンの自販機で買うと思うぐらいです。
 
 ネットで、飲料の自動販売機の歴史を調べてみました。
 
  1961年 コカコーラがビンの自販機を導入
  1967年 コカコーラが缶の自販機を導入
  1973年 ポッカが缶飲料のホット専用自販機を導入
  1977年 ポッカが缶飲料の温と冷が選べる自販機を導入

 ついでに、飲料の自動販売機のシェアは下記のとおりでした。
 
  コカコーラ           約40%
   サントリー            約20%
   アサヒ飲料          約10% 
   キリンビバレッジ 約10%
   伊藤園        約  5%
   その他         約15%
 
 ちなみに、海外では、治安の関係か、日本ほど自販機は設置されていません。最近は随分、増えましたが、以前は、ビルやホテルなどの建物の中にはありましたが、街中にはほとんど設置されて居ませんでした。
 
 日本は便利だなと海外に添乗に行ったたびに思ったのを思い出しました。それでは。

投稿者:森ちゃまat 23:01| お知らせ | コメント(0) | トラックバック(0)

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