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2011年01月24日

低糖質食

小西です。

糖尿病治療の最新の話題として

「抵糖質食」や「ローカーボ食」という食事療法があります。

どちらも「糖質の量を減らす」という

食事療法です。

では「糖質の多い食品は何か?」と申しますと

砂糖及び甘味類

穀類・いも及びでん粉類
です。

これらは「血糖値を上げる」食品です。

つまり「低糖質食治療」とは

「血糖値を上げる食品を食べないようにする」ことで

食後の高血糖を防ぎましょうというものであり

「血糖値を上げにくい食品を食べなさい」

という食事療法です。

じゃあ「血糖値を上げにくい食品」って何?

実は・・・油・たんぱく質・蒸留酒です。

ということは・・・おかずが食べ放題!?

揚げ物OK!!焼酎飲み放題
と思いますよね〜

アルコールについては後で述べますが

糖質60%たんぱく質15%脂質25%

1600キロカロリーが当院の

糖尿病20単位食ですが

これが「低糖質食」になると同じカロリーでも

糖質20%たんぱく質30%脂質50%

と変わります(一例ですが・・・)

いったいどんなメニューになるのでしょうか?


ハムエッグ・トマトのサラダ・野菜炒め
豆乳・野菜スープ

鯖のたつた揚げ・焼き茄子・八宝菜
大根サラダ・豆腐となめこの味噌汁

鶏の唐揚げ・枝豆・筍と蕗の煮物
野菜サラダ・豆腐ときのこのスープ

ご飯などの穀類はゼロです。

砂糖などの甘味は少ないです。

血糖値は上がりません。

しかし食費は上がります

ところで、糖尿病専門医師

「これからの糖尿病治療食は

低糖質食に変わっていくのでしょうか?」


うかがったところ

「短期であるならば、低糖質食は有効ですが

長期にわたって低糖質食を続けることで

体がどう変化するのか?研究が進んでいないので

なんとも言えない」
ということでした。

最後に「蒸留酒」のことですが・・・・

血糖値は上げないかもしれませんが

アルコールを解毒する際に

「糖」が使われるため「低血糖」を招くことと

肝臓に負担がかかり、結果として

高血糖を招くこと事実です。

糖尿病治療食については

自分に合う食事治療を一緒に考えてみませんか?

気軽に主治医・管理栄養士にご相談くださいね




投稿者:きじまHPat 16:55| 食育 | コメント(0) | トラックバック(0)

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