訪問リハビリご利用者様〜母(へ)の愛は海よりも深い〜
訪問リハビリの利用者様と通所リハビリの利用者様(要介護状態の方のみ)でリハビリを実施されている方へ、3ヵ月毎に『リハビリ実施計画書』を作成して説明させていただいております。そして、コピーは担当ケアマネや主治医へも送付させていただいております。その中でとてもありがたいことに、私たちの文書の中身をしっかり確認、検討してくださっている方がおいでます。
今回紹介させていただくのは、ご利用者様ご本人は利用者様の中では一番の最高齢となる97歳を迎えられた女性とそのご家族です。当訪問リハビリと通所介護(デイサービス)と月に1回程度の短期入所生活介護(ショートステイ)を利用され、在宅生活を送られています。今夏は、当施設の夏祭り・感謝祭にもゆっくりとご家族で参加していただけました。秋には津幡町の文化祭にも行かれたようです。
今秋、ふぃらーじゅ文化作品展示会においても訪問リハビリのエリアに 頭の体操プリント綴りを出品していただきました。そして12月末には、皆様のお手元に各作品をお渡しすることができました。その際、おひとり1枚1年の活動を称える賞状をお渡ししました。おひとりおひとり、その活動内容や頻度が異なるので、その方ごとに頭に描いて文面を考えました。賞状がご自宅のお部屋に額にいれて飾られており、お正月に集まった娘さんや曾孫さんたちに見ていただいたそうです。また、「昨年のも大事にとってあるよ」と嬉しいお言葉をいただける方もいます。
計画書(表)
計画書(裏)
当ふぃらーじゅ(通所・訪問)の計画書には、幾つかの心身機能面の評価を数値で示しております。
精神・認知面;改訂長谷川式簡易知能スケールや時計描画、コース立方体などの得点の変化や注意事項を記してあります。
身体機能面;握力や歩行速度・歩数、5回立座時間などを記してあります。
バランス能力;バーグバランステストの下位4項目を記してあります。
これらをお正月においでる遠方の娘さん達にお見せするために、時系列で色分けされ、家族分コピーされたそうです。
日本は四季の移り変わりのある国。ここ津幡町は北陸地方で夏の暑さがきつく、冬の雪・寒さと寒暖の差の激しい地域です。通所や訪問系のサービスをご利用されながら在宅生活を過ごされる方は、これらの影響を直に受けることになります。そして、心身状況もこれらに左右され、1年を通して変化を認めることが多いものです。脱水、皮膚状況、血流障害など季節ごとに特有な症状も認めます。暖かい時期は屋外散歩・畑など活動の中身も豊富になられます。
そして、計画書を作成するに当たり、いつもどのご利用者ご本人にも、ご家族様にも、『何の為にどんなリハビリをしているか』がわかっていただけるように努めなければならないと感じております。
投稿者:リハボスat 10:05
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