初秋の実り
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」
その1.9月の始め、津幡町刈安地区のお宅からまだ毬(いが)が黄緑の大きな栗をいただきました。玄関に飾ると、1,2日で毬は薄茶に変わりました。中には大きな栗がぎっしりと実っていました。栗の毬の中が、生成り色のビロードのような肉厚の素材であることを初めてじっくりと見て知ることができました。きっと熟れたら美味しそうですね。
その2.木通・通草・山女(あけび)水曜日鳥屋尾の親戚にいただいたと、5つ連なったアケビを持ってきていただきました。全体が茶色く真ん中で割れていないのでちょっと芋のように見えます。別の女性利用者様に、「あのアケビの実の開き方知っとるか?」と聞かれました。「下に松茸置いとくと開くぞ」とニンマリと教えてくださいました。インターネットで調べると、江戸時代の都都逸で『山のアケビは何見て育つ(開く)? 下の松茸見て育つ(開く)』とありました。 今は国産また地元の松茸は高値でなかなかお目にもかかれません。が、江戸時代は容易に秋の味覚として口にはいったのでしょうか!!!
そして、当施設の山本医師(毎日、利用者様にと素敵なブラックボードを作成していただいています)から、「この色の悪いのは五葉木通(ゴヨウアケビ・バナナアケビ)であり、紫のは三葉木通(ミツバアケビ・紫水晶)であること。春先の三葉木通の新芽は摘んで食べることができる」と教えていただきました。
その3.雨天後の、のどかな土曜日の通所リハビリ。いつも歩行レベルの方々と屋外歩行するコースとは違う所へ車椅子利用者様とまわりました。今年も♪小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた」
柿がいく種類か実っていました。ほどよく熟れた実には手が届かず。となりの花梨はまだ青く若い実ですが、幾つかなっていました。柿の葉は何か彩色でもしたように鮮やかでした。
また通所リハビリの階段横の、ムラサキシキブは濃い紫に色づきました。毎月恒例、利用者皆さまのカレンダー色塗り9月の題材「月刊デイ(QOL社刊)から」では「コムラサキ」として取り上げられていました。
投稿者:リハボスat 11:16| 通所リハビリ | コメント(0) | トラックバック(0)