2016年04月12日
生活用具の工夫
今話題の「生活行為向上リハビリ」の中に、環境面のマネジメントがあります。
既製の福祉用具や生活用具で不便な場合は、他の物で補えるように考えます。
A様は独居で四肢や手指の関節に変形痛みがあり、重たい掃除用具を歩行しながら使用するのが困難です。
以前紹介させたいただいた食事用の箸の代替として、お試しの「ポテトング」を継続使用されています。
まず、通所ご利用の時に通所のシルバーカーでモップを保持できる物を試してみました。
当初はS字フックと結束バンドでとめられないかと考えました。結果はまあまあ良い感じでした。
通所リハの廊下は難なくモップ替わりの柄付き雑巾がけができました。
翌日の訪問リハビリの際には、ご本人用・家内使用のシルバーカーに、モップを仮止めして試用しました。
?つける角度、?つける位置(前輪の前か後か)、?モップの傾斜、?何で止めるか(普段の歩行時には外せて、掃除時にはずれずに保持できること)
家での実際・・・
上部の固定はもともとシルバーカーについている杖ホルダーのベルクロを利用(ベルクロの先端を工夫しないと、外す時には指先に負担がかかりそうです)し、下部ではアイリスオーヤマの杖ホルダー(試しにもらったものですが、定価は1個1,000円くらいです)を用いました。今度は、もっと安価な代替物を検討します。
廊下フローリングはこれで可能ですが、居室や居間の畳みや一部カーペットの場合は、モップが使えませんね。
別のご夫婦で身体に障害がある方のお宅では、ルンバを使用されていますが、絨毯等の調節が不十分で、表面が荒れてしまっているそうです。
施設内で
ご自宅で
投稿者:リハボスat 11:04| 通所リハビリ | コメント(0) | トラックバック(0)