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2024年7月2日

新たなアルツハイマー病治療


アルツハイマー病治療について 金沢大学医学部脳神経内科学 篠原もえ子准教授 アルツハイマー病(AD)はアミロイド前駆体タンパク(APP)が切断されAβが神経細胞外にモノマーとして放出されオリゴマー、プロトフィブリル、フィブリル、Aβプラークとなり神経細胞障害を起こすとされている。レカネマブはヒト化IgG1モノクロナール抗体でありプロトフィブリルやフィブリルに選択的に結合する。高齢化に従いADの有病率は上がっていくと考えられていたが近年以前考えられていたほど上昇はしていないことが分かった。理由は禁煙や血圧の管理の進化など関与しているようである。認知症に占めるADの割合は67.8%で半数を超える。レカネマブ治療の対象はMCIまたは軽度認知症でアミロイドPETまたは脳脊髄液検査でAβの存在を確認出来た方になる。また2週間に1回通院して点滴を受けることになるので、それができる方が対象となる。副作用としては脳浮腫や出血があるが症状を伴わないことが多い。現在金沢大学では27人治療中で次第に人数を増やしていく予定です。

投稿者:KUSUat 00:25 | 日記

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