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2014年05月20日

脳神経外科コングレス(大阪)(1)




脳神経外科では春のコングレス秋の脳外科学会総会が主な学会です。今回は収穫の多い学会でした。(1)良性腫瘍の話
悪性か良性かは増大し周囲を破壊したり転移するものを悪性、そうでないものを良性とされます。しかし頭蓋内にできるものは良性であっても閉鎖空間であるため周囲の組織を破壊します。そのため手術が行われることもありますが、増大速度が遅かったり、あるいは増大停止している場合は経過をみることになります。
放射線はこれまで良性腫瘍に効果がないとされていましたが、高線量を狭い範囲に集中することで腫瘍を消退させることも可能です。放射線にはガンマ線、陽子線、炭素イオン線などがあり臨床例が積み重ねられています。
頭蓋底部のものは脳幹や重要な組織と接することが多く、再発を許してしまうこともあります。

投稿者:KUSUat 00:43| 日記