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2014年05月21日

頭痛の話(3)




最もこわい頭痛はクモ膜下出血による頭痛が筆頭でしょう。原因の多くは脳動脈瘤の破裂です。クモ膜下出血の発症1ヶ月の死亡率は30-60%といわれ、年間10万人あたり十数人の発症率といわれるが実際にはそれ以上だとされています。また女性が男性の2−3倍多いといわれます。症状は突然の頭痛だが、過去に経験のない激しい頭痛が出現した時はクモ膜下出血を考える。ただ軽度の出血の場合もあり判断の難しいこともある。診断にはCTスキャンが一般的で、発症時では98%に異常が確認できる。出血が分かれば脳血管撮影などの検査で動脈瘤の有無、部位、形、大きさ確認する。治療は再発予防のための開頭クリッピングか血管内アプローチでコイルなどによる動脈瘤の閉塞の二つがある。発症因子として喫煙」、高血圧、飲酒がいわれている。

投稿者:KUSUat 00:39| 日記