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2014年08月18日

頭痛の話(10)薬物乱用頭痛


薬物乱用頭痛 鎮痛薬、トリプタン製剤(片頭痛の薬)、エルゴタミン製剤(片頭痛を含め血管性頭痛の薬)を長期、定期的に使用することでおこる頭痛のことである。 頭痛の薬が頭痛をおこすという奇妙な話である。 先ず、このようなことがあることを認識しておく必要がある。 1種類以上の対症的治療薬を3ケ月を超えて定期的に乱用し、以前からの一次性頭痛がある患者で頭痛が月に15日以上ある場合に考慮する。 片頭痛がベイスの場合は予防薬を使いながら減薬中止にもっていく。片頭痛のところで述べたようにバルプロ酸、アミトリプチリン、トピラマート、プロプラノロールなどがある。

投稿者:KUSUat 20:03| 日記