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2014年08月27日

最近の経験 リウマチ性多発筋痛症


リウマチ性多発筋痛症 頭痛の話(7)での側頭動脈炎とリウマチ性多発筋痛症は同一疾患といわれる。 病変発現の場所が違って別の病気と思われていたことがある。合併することがあって同じ病態と分かったのであろう。年齢的には60歳以上で女性が多い。 リウマチとは関係はないが慣例的にリウマチ性と使われている。 両肩、上腕、大腿など近位筋を中心に対象性に筋痛が出現するが、非対象であったり、遠位筋にも出現する。血液検査では、筋肉の症状があるのにCKは増加していない。筋炎では高値になるので鑑別できる。CRPは軽度から高度陽性まである。 ステロイドによる劇的な改善が治療的診断となる。

投稿者:KUSUat 23:27| 日記