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2014年09月15日

講演会 睡眠障害とうつ


東京慈恵会医科大学精神科教授 伊藤洋先生 睡眠障害は精神科領域ではマイナー」な分野とされてきたが、実は大きな問題が含まれている。 中途覚醒が3回以上の人は余命が短くなります。 眠れない人は交通事故や転倒など事故が多くなります。さらにうつ病、神経症、糖尿病、高血圧、頻尿になりやすい。 若い時の不眠は34年後うつ病になる確率が2倍になり自殺も多いという報告もあります。不眠症の未治療10年後は糖尿病のリスクが4〜5倍になります。 最近話題になる睡眠時無呼吸症候群(SAS)は不眠症をきたし熟眠を妨げます。SASは男性の3.3%、女性の0.5%にあると言われています。酔ってイスに座っているときにイビキをかくのは要注意です。SASは持続陽圧呼吸法で治療します。 不眠の治療に使う薬はベンゾジアゼピン系を避けノンベンゾジアゼピン系が良いと思われる。 睡眠薬をうつ病患者に投与するとうつが早く良くなるというデータがある。

投稿者:KUSUat 22:12| 日記