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2015年02月17日

神経内科教育講演 京都




虚血性脳卒中治療の最新動向 北里大学神経内科西山和利先生  脳梗塞の際、抗血小板剤を2剤使用は急性期3週間以内まで、以後の使用は脳出血の頻度を高めるので1剤のほうがよい。
欧米人に比べてアジア人はワーファリン、アスピリンによる脳出血が多い。急性期血栓溶解剤(TPA)の使用量も2/3の0.6mg/kgで使われる。
心房細動で起こる脳塞栓はこれまでのワーファリンに替わってダビガトラン、アピキサバン、エドキサバン、リバロリキサバンなどのNOAC使用で脳出血をへらすことができる。
睡眠時運動・行動異常  関西電力病院睡眠センター 立花直子先生   疾患としてはレム睡眠行動異常症(RBD)、下肢静止不能症候群、睡眠中のてんかんが上げられる。RBDは夢と一致した動きが睡眠状態でおきる。RBDの基礎疾患としてパーキンソ症候群などが考えられる。睡眠中のてんかんは前頭葉てんかんが多い。診断には睡眠ポリグラフィーが必要であるが、装置と訓練されたスタッフをそろえるのは困難なのが現状である。

投稿者:KUSUat 21:03| 日記