2015年05月03日
脳卒中学会 広島 (3)
慢性期抗凝固療法
新規経口抗凝固薬(NOAC)はワーファリンと比べて投与管理が容易である。
ワーファリンはPT-INRを測定し投与量を調節する。PT-INRのコントロールが不良な症例で頭蓋内出血を来たし易い。
NOAC使用症例はワーファリンと比べ頭蓋内出血の頻度は少なく、できたとしても血腫は小さく拡大傾向も少ない。
脳塞栓の予防効果もワーファリンを上まわる。
NOACの投与量は欧米人にくらべアジア人は少ない量にしないと頭蓋内出血の頻度が上がる。
現在NOAC使用に際してはその血中濃度を反映する検査は行われていないがダビガトランはAPTTリバロキサバンはPTアピキサバンは希釈PTが反映するとされている。
投稿者:KUSUat 23:57| 日記