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2015年07月10日

北陸パーキンソン病研究会




パーキンソン病(PD)の最新情報 
埼玉医科大学神経内科 高橋一司教授 
パーキンソン病のとらえ方に変化がある。臨床診断は運動症状が出て初めてなされてきた。これらをClasic motor PDとすると、この前に運動症状以外の非運動症状(自律神経症状等)が出る前駆期のProdromal PDが考えられる。更に、症状が出る前の準備期間で有る発症前の状態Preclinical PDが考えられる。発病に先立つマーカーの発見が望まれる。
パーキンソン病の診断治療にあたっては以上のような概念でとらえることが診療の質を上げることになると思われる。
非運動症状では高度の嗅覚低下、レム睡眠行動障害、うつ、無関心の存在は将来の認知機能低下と関連する可能性がいわれる。
PD治療の最近のキーワードは「初期治療の選択肢」、「薬剤の新規投与経路」、「非ドパミン系製剤」である。初期治療にMAO-B阻害剤が再認識されている。投与経路としては内服徐放製剤、皮下注射剤、貼付剤、吸入薬、舌下剤、坐薬などの開発が進んでいる。

投稿者:KUSUat 23:07| 日記