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2015年09月23日

夏のスポーツについて(2)




大日山登山での考察(1)
山登りは身体的、精神的過酷条件であることは間違いがない。これが楽しみや喜びとして記憶に残るのは面白いことである。
私の場合最近は一人で出かけるのでそれなりの用心が必要と思っている。野宿してもかまわないように食料を多めにし、雨具防寒と考えると荷物が重くなってしまう。行動中の継続的なエネルギー補給と水分補給は重要である。
過度の発汗の場合は経口補水液が望ましいが山の上ではポカリスエツトの粉末を指定の半量の水に溶かすと比較的組成の近いものを作ることができる。また熱中症の予防と治療には五苓散が有効との報告があるので、出発前から服用して効果の有無を観察している。五苓散は二日酔いにもよいというのでこれも時々試している。
熱中症は脱水と脳浮腫が同時にある状態で、これに対処する方法が西洋医学では現在のところない。脳浮腫には高浸透圧薬剤(グリセオール、マニトール)が使われるが、これは脱水状態を悪化させる。脱水に点滴すると脳浮腫が増悪する。
五苓散には脳浮腫を改善する作用がある。また飲酒の際の脱水の進行を防ぐ作用がある。以上のような最近得た漢方の知識を家内にたれて煙に巻いて大日山の日帰り登山にでかけた。

投稿者:KUSUat 18:15| 日記