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2016年12月22日

講演 インフルエンザの話


今シーズンのインフルエンザ対策 臨床内科医会特任理事 岩城紀男先生  感染予防には部屋を別にする、部屋を22℃以上にする、湿度を50%以上に保つ、感染者の使用物は廃棄や洗濯する、換気する、滅菌する(紫外線、消毒)、睡眠と栄養をとるなどです。ワクチンは午前中に接種したほうが抗体価が高くなる。ワクチンはA(H3N2)の変異は少なく小児を中心に効果が比較的大きい。A(H3N2)は変異が大きく株が一致しなくて効果が小さい。B型のワクチンは効果が小さい。ワクチンは重症化を防ぐ。クラリスロマイシンを使用すると気道粘膜の損傷を軽減できる。 新型インフルエンザについて 石川県医師会理事 高田重男先生 パンデミック(世界流行)ウイルスの伝染性は高いが、病原性は低いと考えられる。ハイリスク群は65歳以上、COPD、喘息、新心血管疾患、慢性腎、肝、血液、代謝疾患や神経筋疾患、免疫抑制状態、長期療養施設入所者、極度の肥満、アスピリン長期投与、癌患者、妊婦などである。治療はできるだけ早期の抗ウイルス薬の使用である。

投稿者:KUSUat 23:59| 日記