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2018年04月02日

近畿神経学会 セミナー てんかん診療




睡眠リズムを意識したてんかん診療 東北大学 神 一敬准教授 覚醒時に起きるてんかんには若年ミオクロニーてんかん(朝方、夕方)、欠神てんかん等があります。睡眠時てんかんで前頭葉てんかんは就寝直後か起床前2時間以内に多く非対称性の焦点性間代性で直後の朦朧状態は短い。側頭葉てんかんはどの時間にもでる。前兆があり腹部症状であったり精神症状であったりする。発作は一点凝視、動作停止、自動症などがある。後頭葉てんかんは覚醒時が殆どである。夜間のてんかん発作は全身けいれんに伴う呼吸不全を引き金とする心不全などによる突然死のリスクを上げる可能性がある。てんかんでは昼夜を問わず発作により睡眠障害が引き起こされるが、これは認知機能障害にも関連するといわれる。夜間や早朝に発作が出現し易い場合では眠前の服薬を考慮することもある。

投稿者:KUSUat 12:21| 日記